画像診断評価見直しの政策背景(2)

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

画像診断評価見直しの政策背景には、日本の医療提供体制が直面している構造課題がある。第一に、放射線診断専門医の地域偏在と不足が深刻化し、特に地方や中小病院では迅速かつ高度な読影体制の維持が困難になっている。第二に、CT・MRIなど高精度機器の普及により検査件数が増加し、読影業務量が急増している一方、働き方改革により医師の長時間労働是正が求められている。第三に、診断精度と医療安全の担保を目的として「質評価」重視の政策転換が進み、単なる検査実施数ではなく専門医関与、ダブルチェック、迅速報告体制などが評価対象となりつつある。こうした背景から、遠隔読影や病院間連携を活用した診断体制整備の重要性が政策的に高まり、ViewSend遠隔画像診断支援サービスのような外部専門医連携モデルは、地域医療格差の是正と医療の質向上を同時に実現する手段として位置づけられている。

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