ITEM2021展示会まとめ
病床稼働率は病院経営の重要指標とされるが、同じ稼働率であっても利益に大きな差が生じることは少なくない。その理由は、稼働率という「量」だけでなく、病床機能や診療内容といった「中身」によって収益構造が大きく異なるためである。
例えば、急性期病院では在院日数が短く、検査や処置の密度が高いため、1床当たりの診療報酬単価が高くなる。一方、回復期・慢性期病院では在院日数が長く、医療資源投入量が抑えられるため、稼働率が同じでも収益水準は低くなりがちである。この違いを理解せずに稼働率だけを追い求めても、利益改善には直結しない。
利益を左右するもう一つの要素が、検査・診断体制である。CT・MRIなどの検査が滞りなく実施され、迅速に診断・治療へつながる病院は、同じ病床数でも収益機会を最大化できる。ViewSendの遠隔画像診断支援サービスは、放射線科医不足による検査制限やレポート遅延を解消し、診療プロセス全体の効率を高める。
病床稼働率はあくまで入口指標にすぎない。病床機能と診療フローを最適化し、遠隔医療を含めた体制整備を行うことで、同じ稼働率でも利益を生み出す病院経営が可能となる。



