医療DXは本当に病院経営を救うのか?

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

医療DXは病院経営を改善する切り札として注目されているが、すべてのDXが経営効果を生むわけではない。システム導入自体が目的化し、現場の業務負担が増えたり、投資回収が見えなくなったりする例も少なくない。重要なのは「何を効率化し、どこで収益を生むか」という経営視点でDXを選択することである。

経営改善につながるDXの代表例が、診療プロセスの停滞を解消する仕組みだ。中でも画像診断は、医師不足や業務集中によってボトルネックになりやすい分野である。ViewSendの遠隔画像診断支援サービスは、読影業務を院外の専門医と連携することで、検査から診断までの流れを止めない体制を構築する。

この仕組みにより、検査件数の増加、レポート遅延の解消、加算算定要件の安定化が同時に実現する。DXを「コスト削減ツール」としてではなく、「収益機会を取り戻す手段」として活用できる点が特長である。

医療DXが病院経営を救うかどうかは、技術の新しさではなく、経営課題に直結しているかで決まる。現場と経営の両立を支えるDXこそが、持続可能な病院経営を実現する。

リンクをコピーしました

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

遠隔医療で世界を変えるICT企業代表

嗣江建栄プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼