CT/MRIメーカーの選び方

嗣江建栄

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テーマ:遠隔読影

 CT/MRI装置の導入・リプレイスにあたり、単に装置性能や価格だけでなく、遠隔画像診断支援サービスとの連携や将来の運用戦略を見据えたメーカー選定が重要です。特に専門医不足や地域医療のニーズが高まる現在、ViewSend遠隔画像診断支援サービスのような遠隔読影支援プラットフォームとの親和性を評価軸に加えることで、診療品質と収益性の両面を強化できます。
 まず、メーカー選定には 装置の基本性能と臨床適合性 を最優先します。CTやMRIの空間分解能、撮像速度、撮像モードの豊富さは診療ニーズに直結します。例えば高精細な脳・整形外科画像が必要な施設では、磁場強度やコイルの充実度、AI支援による自動再構成機能なども比較対象になります。また、将来的なアップグレード性や他システムとの統合性も見逃せません。
 次に重要なのは、遠隔画像診断支援との連携可能性です。ViewSendなどの遠隔画像診断支援サービスは、自院で撮影したCT・MRI画像を、施設基準を満たした病院の放射線診断専門医が遠隔で読影する仕組みを提供します。これにより、専門医常駐が難しい医療機関でも高品質な画像診断レポートを受け取ることができ、画像診断管理加算の算定も可能になります。
 装置メーカーが提供するPACS(医用画像管理システム)やDICOM標準対応の柔軟性、遠隔送信インターフェースとの連携の容易さは、遠隔診断利用時の運用効率・品質に直結します。
 コスト評価としては、装置導入価格のみならず トータルTCO(総所有コスト) を分析します。これには定期保守、部品交換、ソフトウェアライセンス、遠隔画像診断支援プラットフォーム利用料、PACS連携費用などを含め、長期的なコストシミュレーションを行うことが不可欠です。特に遠隔診断運用時のネットワークセキュリティやデータ保存容量の拡張性も検討課題です。
 また、保守・サポート体制 は装置と遠隔診断インフラ双方で評価すべきポイントです。迅速なオンサイト対応、リモート保守、障害発生時の代替機手配など、ダウンタイムを最小化する体制が整ったメーカーを選ぶことで、診療継続性が高まります。

最後に、導入実績とユーザー評価 も重要な比較要素です。類似規模の医療機関でのCT/MRIと遠隔診断支援導入例、ユーザー満足度、読影精度やレポートの迅速性といった実運用の評価を収集することで、設備投資のリスクを低減できます。

まとめると、CT/MRIメーカーの選び方は「臨床ニーズに合致した装置性能」「遠隔画像診断支援とのシームレスな連携」「長期的なコスト評価」「強固な保守・サポート体制」「導入実績・評価」という5つの視点から、将来の診療体制と経営戦略を見据えて多角的に比較検討することが成功の鍵です。

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