2024国際医用画像総合展報告
遠隔読影において最も重要なのは報告書(読影レポート)の品質です。品質は単に診断の正確性だけでなく、①臨床に即した所見記載、②鑑別診断の整理、③緊急度・対応優先度の明示、④主治医が理解しやすい構成といった点を含めて評価されます。形式的な所見の羅列では、診療現場での意思決定に十分に寄与しません。
質の高い遠隔読影報告書を実現するためには、専門領域別の放射線科医配置、ダブルチェックやレビュー体制、過去画像・臨床情報の参照が不可欠です。特にCT・MRIでは、検査目的を踏まえたコメントや追加検査の示唆があるかどうかで、臨床的価値が大きく変わります。
ViewSend ICTの遠隔画像診断支援サービスでは、病院間連携を前提に、院内読影に近い品質水準を目指した報告書作成を重視しています。定型文に依存せず、臨床医との視点共有を意識した記載を行うことで、読影結果が「使える情報」として診療に直結します。遠隔読影を選定する際は、費用だけでなく、報告書の中身と運用実績を必ず確認することが重要です。



