1-4.新型コロナウイルスとは?
CT装置の稼働率を向上させるためには、院内外の需要を的確に取り込み、検査プロセスの効率化と安定稼働を実現する体制づくりが重要である。まず院内では、医師・看護師との連携強化により検査指示の出し漏れや検査予約の偏りを減らすことが効果的である。診療科ごとの検査適応基準を共有し、救急・外来・入院での検査フローを整備することで、日中の検査件数増加が期待できる。また、時間帯別の稼働状況を分析し、繁忙時間を避けて予約枠を再配置することも有効である。
院外に対しては、近隣クリニックからの紹介検査を積極的に受け入れる仕組みづくりが鍵となる。紹介医向けに即日・翌日検査枠を設定し、読影結果の迅速返却を徹底することで、安定した外部需要を確保できる。さらに遠隔画像診断サービスを活用することで、専門医が不在の時間帯でも読影体制を維持でき、早朝・夜間の稼働枠拡大が可能となる。装置保守の計画的実施や検査技師の教育も不可欠であり、総合的な運用改善によりCT稼働率を着実に向上させることができる。



