メディカルイノベーション
日本はCTの保有台数が世界でも特に多く、国民1,000人当たりのCT検査実施件数は増加傾向にあり、NDBオープンデータ等の解析では2014年の約221件/1,000人から2022年に約255件/1,000人へ上昇しました(高齢化や検査適応拡大が寄与)。この水準を国内総人口(約1.25億人)に当てはめると、2022年の年間CT検査件数はおおむね3,200万件前後と推定されます。また、CT1台あたりの年間検査件数は過去の解析で2,000件台から2,400件台に増えており、これらの検査件数と1台当たり件数から逆算すると国内のCT設置台数は概ね1万3千台前後(公表値・調査によっては1.3万~1.5万台のレンジで報告)と考えられます。さらに、CTは病院だけでなく診療所にも多数導入されており、都道府県間で人口あたりの保有台数に大きな差がある点も特徴です。



