遠隔画像診断データの2次利活用について

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:その他

遠隔画像診断データの2次利活用は、医療の質向上と効率化に大きく貢献する取り組みである。遠隔画像診断では、全国の医療機関からCTやMRIなどの画像データが専門医により診断されるが、これらの膨大なデータを匿名化・統計化して再利用することで、新たな医療価値を創出できる。例えば、AIによる診断支援モデルの開発、疾患ごとの発症傾向や治療効果の分析、地域医療格差の把握などが可能となる。また、製薬企業や研究機関との連携により、臨床研究や創薬開発への応用も進んでいる。一方で、個人情報保護やデータ管理体制の厳格な運用が不可欠であり、法令やガイドラインに基づいた適切な運用体制の構築が求められる。遠隔画像診断データの2次利用は、医療DXの中核として今後の医療イノベーションを支える重要な資源となっている。

リンクをコピーしました

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

遠隔医療で世界を変えるICT企業代表

嗣江建栄プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼