モダリティ共同利用事例

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

遠隔画像診断におけるモダリティ共同利用の事例として、地域の複数病院が高額なCTやMRI装置を共同で活用する取り組みが挙げられる。単独の中小規模病院にとっては、最新の画像診断機器を導入・維持するコスト負担が大きく、稼働率の低さも課題となる。そのため、地域拠点病院が装置を設置し、近隣の医療機関が遠隔で依頼し利用できる仕組みを整えることで効率的な運用が可能となる。検査画像はクラウド経由で共有され、専門医が遠隔で読影を実施するため、どの医療機関の患者であっても質の高い診断を受けられる。例えば、地方都市での共同利用では、夜間や休日の緊急撮影にも迅速対応でき、患者搬送の負担軽減にもつながった。さらに、共同利用により地域全体で検査件数が増加し、装置稼働率が向上するとともに、維持費用や技師の配置も効率化される。遠隔画像診断の普及は、このようなモダリティ共同利用を後押しし、地域医療格差の是正や医師の働き方改革にも寄与している。

遠隔画像診断をしている病院:
https://youtu.be/j7GwU5Gd-Jg

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