遠隔医療が進んでいる国

嗣江建栄

嗣江建栄

テーマ:遠隔医療

遠隔医療が進んでいる国として代表的なのはアメリカ、中国、インド、北欧諸国です。アメリカでは広大な国土と地域格差に対応するため、Telehealthが早期から普及し、慢性疾患管理や精神科相談など幅広い領域で利用されています。特に新型コロナ禍以降は保険制度が整備され、診療報酬が対面と同等に扱われるケースも増え、利用者が急増しました。中国では人口規模と医師不足を背景に、アリババやテンセントなどのIT大手がオンライン診療プラットフォームを展開し、都市部から地方まで医療アクセスを広げています。インドも医療インフラ不足を補うため、政府主導で遠隔診療を推進しており、農村部を中心にスマートフォン経由での診療が急速に広まっています。北欧諸国では国民皆保険とデジタル化が進んでおり、電子カルテや遠隔診療が一体化して運用されている点が特徴です。これらの国々に共通するのは、医療資源の偏在解消や効率化を目的に、制度整備とデジタル基盤の構築を同時に進めている点です。

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