CT導入後の収益について

嗣江建栄

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テーマ:遠隔医療

CT導入後は、適切な運用により診療報酬収入の増加が期待できます。一般的に、頭部・胸部・腹部などのCT検査は保険点数が高く、年間の検査件数が増えるほど収益性が向上します。さらに、画像診断管理加算(加算1または2)を算定できれば、1件あたり数百点の追加収入が得られます。ただし、算定には放射線診断専門医による読影体制や、過去画像との比較読影などの要件を満たす必要があります。専門医の常勤確保が難しい場合、遠隔画像診断の活用が有効です。遠隔読影を導入すれば、専門医が院外から読影レポートを提供し、加算要件を満たしやすくなるだけでなく、夜間・休日や急患にも柔軟に対応できます。また、遠隔診断は読影精度の向上や医師の負担軽減にも寄与し、紹介患者の増加や地域連携強化にもつながります。結果としてCT稼働率の向上と検査件数増加が相乗的に収益を押し上げ、導入投資の早期回収を可能にします。

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