セカンドオピニオン

嗣江建栄

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テーマ:遠隔医療

セカンドオピニオンにおいて遠隔画像診断は、診断の客観性と精度を高める上で重要な役割を果たす。セカンドオピニオンでは、主治医以外の医師が診療情報や画像を基に見解を提供するが、その際、専門医による高品質な画像読影が不可欠である。特に地方や専門医が不足する医療機関では、必要な放射線科医の意見を院内だけで得ることが難しい場合が多い。遠隔画像診断を活用すれば、CTやMRIなどの画像を都市部や大学病院の専門医に即時送信し、詳細かつ中立的な評価を受けることが可能になる。これにより、見落としや診断の偏りを防ぎ、患者はより多角的な治療選択肢を検討できる。また、複雑症例や稀少疾患においては、遠隔画像診断がセカンドオピニオンの質を左右することもある。さらに、デジタル化された画像と所見は記録として残るため、患者や次の相談先医師への説明資料としても活用できる。したがって、遠隔画像診断は、地理的制約を超えて高度な医療知見を共有し、患者の納得感と安心感を高めるための基盤となる。

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