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画像診断報告書について

嗣江建栄

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テーマ:遠隔医療

 十数年間遠隔画像診断の運用支援を携わり、依頼施設から多く求められた画像診断報告書の要望について、次の要望が多いことが分かった。

1)病変の部位、大きさの記載
 病変の部位、大きさについて所見欄に記載してほしい(例:○○○約2cmなど)

2)画像の添付について。
 担当医が理解しやすく、患者さんに説明する時に便利な画像の添付してほしい
 例:右肺S3に8mm大のすりガラス様結節あり(図2)」のように記し、添付画像に矢印などで印をつけ、病変部がわかるようにしてほしい。

3)レポートの記入における略語
 レポートの記入に際してはあまり一般的ではない略語や専門の診療科が異なる場合がありる略語は使用しない要望もある。

4)他検査との関係
 他の検査が行われており読影時に他の検査画像が参照できる場合には、できる範囲で総合的な意見を付け加えてほしいときもある。

5)診断名
 診断名についてはできる範囲で質的診断まで踏み込んでほしい。
例:肝S3に単純CTで4.5cmの腫瘍性病変あり濃度は血管腫よりも高く、悪性の腫瘍性病変の可能性あり造影Cを行ってくださいのような担当医が理解しやすい表現が望ましいようである。

6)精査、経過観察
精査、経過観察についても。具体的な指示が望ましいことが多い。

7)外来、病棟からのオーダー
外来、病棟からのオーダーに関しては、担当医の疑問、要求に具体的な返信レポートを作成してほしいことが多い。

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専門家

嗣江建栄(システム開発)

ViewSend ICT株式会社

米国発祥のシステムを国立がん研究センターとの共同開発により独自の遠隔医療支援システムとして製品化。

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