国際モダンホスピタルショウ【7月17日~19日】
2020年遠隔医療学会技術論文要旨:
病院と病院をマッチングする遠隔画像診断支援を通じ、地方の保険医療機関(送信側保険医療機関)のモダリティ稼働率の向上などを毎年調査して、発展の動向を報告している。2019年までは、実施件数は増加を続けていた。2020年は新型コロナウィルス感染症(COVID-19)のパンデミックのなかで、病院と病院をマッチングする遠隔画像診断支援需要へのCOVID-19の影響を調査した。また同時に、2018年度診療報酬改定で新設された画像診断管理加算3の影響も合わせて調査した。COVID-19下での経過を早く捉えるため、調査可能な少数の施設のみ対象としたが、小規模施設ほど実施件数減少していることがわかった。状況は次第に元に戻りつつあり、画像診断件数の増加に転じている。画像診断管理加算3は遠隔医療推進策として有効であり、遠隔画像診断はCOVID-19下にも関わらず拡大が続いていると考えられる。