リスキリングの落とし穴とあるべき姿
コロナで停滞していた世の中も、DXやAIなどによって突然、時代の流れが急速化しているように感じる人も多いのではないかと思います。
そして、大手芸能事務所や中古車販売事業者などをはじめ、これまで当たり前に身の回りにあったものが、突然流れが大きく変わっているように感じる人もおられると思います。
実際、仕事やプライベートでも、これまでどおりではうまくいかなくなってきたことがあったり、これまでの経験にもとづく判断で上手くいくかどうか、わからなくなったり、一般的に言われている成功法則も、今後も成り立つのか不明確な時代になりました。
これらにどう対処していくか?
立ち止まって考えてみたり、本質に立ち戻ったり、全体を俯瞰したり、未来の像を見すえ直したりと、さまざまなアドバイスが行き交っていますが、どれも正しいと思います。
でも、それらをどう実践するか、自分にとってはどうするのがよいのか、そこまでの答えがそこにあるわけではないのが一般的です。
結局、答えは個人ごとに異なるということになります。
でも、共通して言えることがあります。
それは、
「考え方を変えること」です。
実はこれが意外と難しいのです。
多くの日本人は前例踏襲主義です。リスクを一番とらなくてよい方法を選びがちです。なので、前例がないものには取り組まない、というのが基本になっていて、なので、前が見えない今の時代に悩みや迷いが多大になっているのです。
「考えを変えること」は、実は簡単です。今まではこうだったけど、今回は違う方法でやってみようとか、違う方を選択してみようとか。
で、それで成果がでたら、次からもそれでいくことなります。でもそこでまた前例踏襲をしているわけです。少し違う変化球が来たら、また打てなくなります。
ではどうすればよいのか?
その場の考えを変えるのではなく、行動のもととなる「考え方」を変えることです。
考え方がしっかり構築されれば、選択も普通にできるようになります。新しいプランを考えたり、これまでのことにテコ入れしたり、そのような場合でもしっかりした「考え方」にもとづいて実行できます。
よく一般的に、マインドチェンジとかマインドシフトをせよ、と言われますが、ここでいうマインドが「考え」です。マインドチェンジは考えを変えること。マインドシフトは、考えを移行することです。これはとても大事な取り組みです。
しかし、安定を求めるデフォルトモードネットワークが働き、ホメオスタシスと呼ばれる生物反応が私たちに備わっているために、気を抜けばすぐにもとに戻ります。
それに対し、「考え方」は、その人にもともと備わっているもので、それぞれの人が、生まれつきとその後の環境によって培っているものです。これは簡単には変わりません。
でも、コンピュータのROMのように、一度書き込んだら書き換えられないものではなく、EPROMのように、パワーをかければ書き換えができるものです。
脳には可塑性というのがあって、よく聞く話としては、新しいシナプスの神経経路が作られるということです。
これらの機能を活用して、うまく鍛えることによって考え方を変えることができます。
そんなことより、どんなふうに変えるか、その内容が一番大事なわけですが、それらも含めて、考え方をアップデートすることが大事です。
これらを、マインドセット アップデートと呼んでいます。
まずはここまでは概論ですが、このあと継続して、対象別のマインドシフトやマインドセット アップデートについて掲載していきたいと思います。
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