事業成功のために起業家・経営者メンターに求めるもの/求められるもの

柴原健次

柴原健次

テーマ:起業家プロデュース

■これまでの成功法則が成り立たない時代

先が見えにくい時代、皆すでに新しい時代が始まっていることを感じると思います。

さまざまな判断や選択をする際に、これまでの自分の経験や実績(過去のデータベースと呼んでいますが)をもとにすると、それは必ずしもうまくいく選択とは限らない、むしろこれからは成功しない側の選択になっていることも多くなっているように思います。

だからといって、これまで実績もなく選択したことのない選択肢を選ぶのには勇気と覚悟が必要です。大きな賭けに出るという時でもなければ、どうしても保守的な判断をすることになると思います。

そのような時、いくら考えても、いくら悩んでも、そしていろいろ調べたりしても、ほとんどの場合スッキリすることはないでしょう。

それは自分の「思考の枠」 の中で考えているからです。

そんな時はまずは、人に相談する、人に話を聞くことで、一つの風穴をあけ新しいドアを開けられる可能性が拡がってきますね。

■誰に相談するか?

問題は誰に相談するか、です。

まずは、信頼できて親身になって聞いてくれる人ということで、親、配偶者、兄弟など家族はそうかと思いますが、逆にそうであるからこそ、心配をかけたくないので相談できないということも多いと思います。

その意味では、友人や上司や元上司など、自分のことをわかってくれている人が適任ですが、相談内容についての経験や知見があるかという問題があります。これらの人は、元気を出させてくれたり、自分の判断を後押ししてくれる存在であっても、ビジネスの判断となると微妙なところです。

そもそもが、相談する相手の選び方によって結果は見えていることが多いものです。

■経営者は孤独

経営者は孤独なものです。
まずそれは受け入れないと立派な経営者にはなれません。

ですが、孤立 してはいけません。
狭い世界で自分一人で考えたり、自分一人で生きているような感覚をもってしまうと、何事もうまくいかなくなります。

孤独を受け入れつつも、精神的に孤立しないように寄り添い、一緒に考えてくれる存在が必要です。それがメンターです。

起業家や経営者は、ビジネスとプライベートの線引きはあってないようなものです。ワークとライフは切り離してバランスをとるというような環境ではなく、ワークとライフは統合して考えた方がうまくいく「ワークライフ インテグレーション」 の世界です。

となると、それらのメンターは、ビジネスに特化した、さらに一つの分野に特化したスペシャリストではなく、大きく言えば「人生をともにする人」でなくてはいけません。

■メンターの存在

起業家や経営者のサポーターとして、各種ビジネスコンサルタントや、メンタルケアをしてくれるカウンセラーなど、さまざまな人たちが活躍しています。でもそれらの人たちは、スポット(点)のイメージが強いです。問題点が明確な時は、その解消にはとても意義のある存在です。
でも多くの場合、その点と点の間に課題や悩みの根源があるものです。

点ではなく立体的に、さらに中長期的な視野でサポートする「ワークライフメンター」 が、これからの時代にますます必要な存在となっているように思います。

そもそも、成功している経営者には必ずと言ってよいほどメンターがついています。メンターと呼んでいなくても、師匠や師と仰ぐ人は必ずいて、悩んだ時や決断をする際には必ず相談をしています。

私は、その存在は恥ずかしながら30才を超えて初めて知りました。新入社員のメンターは知っていました。しかし経営者にその存在がいることを知った最初は、あのビル・ゲイツです。彼の会社の日本法人に所属して知りました。当時ライバル視されていたスティーブ・ジョブズにもいました。彼はその存在がいたときはうまくいき、離れたときはうまくいっていなかったように思います。
その後、興味をもって調べたりしていたら、米国ではごく普通で、日本でも名だたる経営者は皆その存在が当たり前にいることを知りました。さらにスポーツ選手にもいることがわかりました。

ただ、なぜか日本ではメンターがメジャーになっていない。

何となくですが、日本人は自分で頑張る人が多く、人に頼るカルチャーがなく下手なのかと感じます。一人ひとりが頑張る教育を受けてきて、みんなで頑張るというようなことを教わってきていないからかと。スポーツでやっとそれがわかるみたいな感じなのかなと思います。

もう一つは、そのなり手がいない。
スポーツや芸能界では、ついているマネージャが秀逸な人は成長しているように思います。かの大谷翔平選手も「一平ちゃん」が単なる通訳ではないことは有名ですね。通訳だけならできる人はたくさんいるでしょうが、あの世界一レベルのメンターとなると。。
さらに相性も必要ですし、それぞれの人のステージによっても違ってきます。

■経営者は孤独

メンターは、信頼できる相談相手、良き師、助言者と言われますが、ワークライフメンターは、相談したいことがある時にだけ助言してもらえる人ではありません。

もちろんその機能は必要で、本人の思考の枠の外側の考えを共有することが重要なポイントです。そのための知識や知見があることが前提です。

それとともに、本人が疑問にも思っていない、気づいていない課題を見抜き、それを一緒に解決していく、これがとても大事になります。経験的に多くの問題はこれで解消しています。

目的が明確でなかったり、コアをもっていなかったり、コアがブレたり、言われてみればそうだということが多いのです。

これらの解決には、思考転換や思考改革が必要 が必要で、それには やはりメンターのサポートが大きな手助けになります。

メンターをつけるメリットはたくさんありますが、まずはこれらについて、自分ではなかなかできないことなので、そこを期待し、メンターはそれができてこそ存在意義があると考えています。


起業家や経営者、さらにそれらのサポートをしている人自身も、これらのメンターサポートをうけることで、自分の歴史を変えることができます。

今、テンションが上がったり、ピンときたり、心が少しでも動いた方は、波動が合っているのだと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます。これをお読みいただいたことは偶然かと思いますが、ここでこのあとの自分のワークライフの歴史が変われば、奇跡じゃなく必然だったと思えるのではないかと思います。


10年近くご提供してきたメニューとともに、新しくスタートするサポートがあります。それらのご紹介の前に、まずは今のあなたの声をぜひお聞かせください。いきなりお悩みのご相談でも結構です。もちろんいきなりサポート申込相談もOKですが :-)

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柴原健次
専門家

柴原健次(クリエイティブプロデューサー)

合同会社ヘルシーブレイン

経営者から個人まで「思い通りに自分らしく社会に貢献する」ことを目指し、脳科学、心理学、量子力学、AIを駆使して、これまでの考えが通用しない新しい時代の課題への対応を、しっかり寄り添いサポートしています

柴原健次プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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