今、会社の代表者は社員に何をどう伝えるか?

柴原健次

柴原健次

テーマ:組織人事プロデュース

昨年8月、「社長のプレゼンテーションをプロデュース」と題して、プレゼンが上手い社長は何でもうまくいき、社長のプレゼン次第で社員が活性化させられ、業績向上につなげていけることをご紹介しました。誰でも、鍛え方を間違えなければうまくなることもご紹介しました。

その頃は、今渦中の新型コロナの脅威なんて、全く想像もしていませんでした。
どの企業も、社員の働き方、社員の生活の確保、そして企業の存続に至るまで、先行きの見えない中、頭も時間も使う毎日が続いていると思います。

逆に、ふだんから激務で時間に追われている皆さんも、考えないといけないことはたくさんあれど、名実ともに手も足もでない状況で、かえって時間はあるという場合もあるかと思います。

ここで何を考え、何をするかが、企業の次のステージに大きく影響することは間違いないと思いますが、そんな中でも、従業員に対する経営者のメッセージは、とても大きなパワーを持ちます。

もちろん経営者本人も、先が見えない状況なので、誰よりも大きな不安をお持ちだと思いますが、それを社員に伝播してしまっては組織力が大きく崩壊します。現実的には、国からの補償などが明確にならないと具体的な支援内容は話せないかと思います。しかし、社員、会社、顧客に対しての経営者の皆さんの「思い」は、明確に出せるのではと思います。

医療崩壊寸前と言われていますが、専門家会議メンバーの皆さんや医療現場をマネージする皆さんのメッセージが、ギリギリのところで現場を支えています。それらの人たちがあきらめた段階ですぐに崩壊してしまうでしょう。福島の原発事故の当時のドキュメンタリ番組でも見ましたが、現場を指揮する人の勇敢な姿は現場人たちの大きな支えとなっていました。

従業員に対して経営者からぜひメッセージを出してください。
その際、上手いプレゼンは必要ありません。こういう時のプレゼンは、経営者の人となりが醸し出されるものです。取り繕ってもダメで、そうするとかえって逆効果になるでしょう。

メッセージの出し方は、いろいろあるでしょう。
メールや文書で出すのは、出さないよりはよいですが、今は、直接声で伝える方が好ましいでしょう。ビデオメッセージが一番よいと思います。環境の問題もあるかとは思いますが、手段はいろいろあります。

まず思いを書き綴ってみてください。そしてそれを自分の思いがしっかり乗せられているか、自信がもてるまで推敲してください。そしてそれをもとに、映像を作成しましょう。その際は原稿を読むのではなく、「思い」を語ってください。

社員が元気づけられるとともに、この難局を一緒に乗り切る大きなパワーとなるはずです。

私はふだんから、このようなことができるようになるよう経営者の個人コーチもしていますが、今回、国難を皆さんと一緒に乗り切るため、わずかでも企業の力になれればと思い、事業だけではなく、活動もしています。

こちらを最後までお読みいただきましたお礼と、本気度の高さを称えさせていただき、経営者の皆さんがおつくりになられたメッセージの原稿のブラッシュアップや、伝達方法の相談など、無償で対応させていただきたいと思います。どうしても対応させていただける数には限りがでてしまいますが、まずはメールかLINEでご連絡くださいませ。その際、何をお考えで、どうしたいかの「思い」を必ずお書きくださいませ。原則、先着順とさせていただきますが、ご希望者から同時に多数ご連絡いただいた場合には、それらの「思い」によってご対応の優先を決めさえていただくことをご了承いただければ幸いです。

この難局を一緒に乗り越えましょう!

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柴原健次
専門家

柴原健次(クリエイティブプロデューサー)

合同会社ヘルシーブレイン

経営者から個人まで「思い通りに自分らしく社会に貢献する」ことを目指し、脳科学、心理学、量子力学、AIを駆使して、これまでの考えが通用しない新しい時代の課題への対応を、しっかり寄り添いサポートしています

柴原健次プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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