目先が不透明な時代に向けマインドセットをアップデートしよう!
令和になり、新しい時代の期待とともに、さまざまな変革が想定され、明るさと不安が入り混じっています。
企業経営においても、新しい技術が開発され、取り入れて事業発展する期待と、逆にこれまでのやり方が通用しなくなることも事実として受け入れなければならなくなりそうです。
これまでもさまざまな経営課題がありましたが、決定的に違うのは、これまではそれぞれの課題は個別に解消できていたものが、これからは、より課題が絡みあい、総合的な対応をしなければならないことが増えていくことです。
これまで現場で対応できていたものが、経営課題として対応しなければならないことも多々あるということです。
たとえば、新入社員の採用、社員のモチベーション向上、管理職の育成。こういった「人」に関わる課題は、働き方改革の時代、もうすでに企業として対応しなければうまくいかなくなっています。
小手先対応ではなく、経営方針から見直し、社内規程を変更しなければいけないことが多々発生しています。
逆に、これはチャンスでもあります。時代に沿った経営に変革できる絶好の機会です。いつかやらねばと思っていたことが、法整備のおかげ(せい?)で、優先度・緊急度が突然高まり、強制的にやることになったということかも知れませんが、いずれにしても、今こそ企業成長のチャンスです。
成長の方向すら、変えることもできるように思います。
たとえば、売上をどんどん上げ、社員の数を増やし会社を大きくする、と頑張ってきた企業も、ここで、基本理念に立ち戻り、事業によって誰を豊かにするのかを見すえ直し、顧客とともに、社員や社員の家族を重視することを経営方針とすることも考えられます。
つまり、今あがっている経営課題とともに、これからを見すえた課題を一連の大きなテーマと考え、総合的かつ包括的にその解決法を検討していくことが求められています。
そのような視点で考える際に重要なのが、「目的」「シナリオ」「プロデュース」です。
「何のために」ということが根底にあり、すべてのことはそれに向かうことがあるかを確認することで軸がぶれなくなります。
そしてそれに向かってやみくもに動くのではなく、今の地点からそこに達する道筋を想定する。そこへ行くためのシナリオを書いておくことが成功確率を高めます。
そのシナリオどおりにちゃんと事を進められているか、そうするためには、どうすればよいか、常に俯瞰的かつ微視的な両方の視点で進めていくことが重要です。もちろん想定通りに進まないこともあります。その際も、両方の視点でしっかり修正していくことがうまくいく流れになります。
新入社員を採用予定の企業は、すでに採用者が確定している企業も、これから採用する企業も、ともに入社後の新入社員教育は、育成したい姿が明確になっていて、時代に沿った内容になっていますでしょうか。これらは本来は募集時点から一貫性をもっておくべきものですが、入社前なら間に合います。
働き方改革法への対応として時短を実践している企業は、社員のモチベーションは高まっていますでしょうか。維持するだけでも大変なのではないでしょうか。それでは法律の目的と全く反対ですね。法対応だからある程度仕方ないとしても、本来の目的をはずすことなく、ちゃんとシナリオを書いてプロデュースすることが、働き方改革の成功につながります。
管理職は、今やどの企業も疲弊しているように思えます。会社の中枢を担う、とても大事な人たちです。これからの時代、その存在は「管理職」ではなく「マネージャー」であることが求められています。目的が異なります。それらへの変革のシナリオを書き、プロデュースすることが、マネージャーたちにとっても、企業にとっても進化につながります。
これらのように、「目的」を明確にし、「シナリオ」を書いて「プロデュース」する。
さまざまなテーマに対してそれらを行うことを「ソリューション プロデュース」と呼んでいます。
今の時代の企業の変革や課題解消に重要であり必須の取り組み方です。
どんな課題でも、まずはお気軽にご相談ください。