社長をプロデュース
プレゼンテーションが上手い社長は何でもうまくいく!?
誰でもプレゼンテーションをする機会はありますね。
会社の代表となると、その機会は少ないかも知れませんが、
それらの機会はとても重要なものばかりでしょう。
株主総会、会社説明会、社員総会などなど。
優秀な社員集めや社員の活性化、そして売上にも影響することがあるでしょう。
プレゼンテーションのうまい/下手は、結構はっきり分かれますね。
あなたやあなたの会社の社長さんは上手ですか?
下手だと、社員へ自分の思いが伝わりにくく、
優秀な新入社員も集められませんし、
社員の帰属意識も低下し、意識の高い社員ほど
他社へ転職してしまうということにもなりかねません。
プレゼンは、大勢の人の前で話すときだけではありません。
会議室での会議でも、さらに1対1の会議でも、
そのスキルは発揮できるものです。
セミナー会場でも、会議でも、社長面談でも、
そこで伝わった熱意は、求心力を高めます。
あの社長の会社で働きたい、
あの社長と一緒に仕事をしたい、
そういった思いで仕事をする人が多いと、
企業規模に関わらずとてもよい仕事環境となります。
実際、私もそのような思いで転職を決めたことが複数回あります。
極端にいうと、プレゼンがうまい社長の企業は、
何でもうまくいきます。
ちょっと言いすぎかもしれませんが、
プレゼンが下手な社長では損をすることが多いのは
間違いないでしょう。
プレゼンは誰でもうまくなります。
では、どうすればうまくなるのか。
キャラクター的にうまくなりそうにない、とか、
トレーニングを受けても、うまくできそうにない、
そう思える人も少なくないと思います。
しかし、みんなスティーブ・ジョブスになることを
思い浮かべているならそうかも知れません。
でも、プレゼンは、その人らしさが大事です。
スティーブ・ジョブススティーブ・ジョブスは
あれが彼の「らしさ」そのものだったのです。
スティーブ・ジョブスのプレゼンができるように
なるためには、スティーブ・ジョブスと同じ性格
まで身につけないと似合わず、うまくいかないのです。
そういう意味で「あなたらしさ」って何でしょう?
プレゼンはそこから始まるのですよね。
個性が重視されます。
その上で、それをよりしっかり表現する方法を
磨き上げます。その一連の組み立てが必要なのです。
要はプロデュースが重要だということです。
いま話題の小泉進次郎さんは、
親譲りのわかりやすいプレゼンをされます。
先日、官邸内での異例の記者会見がありましたが、
いろいろ突っ込みどころがあるかもですが、
多くの人は好感をもって聞いたと思います。
プレゼンスキル的には完璧でした。
発声はもちろんですが、シナリオ、態度、
対応なども抜群。
そして、「え~」とか、「う~ん」とかが
全くありませんでした。
少しでも話づらいと思っている内容を話す場合、
本能的にそのようなつなぎ言葉がでるものです。
質問に対して答える時も、内容を考えたり、
うまく言うための時間をとるために、
同様のつなぎ言葉が出てしまいます。
しかし、それらがなかったのです。
これらは、ウソをついていない誠実さと自信が
伝わってきます。
綿密に準備をしていたのでしょうね。
発表のタイミングも含めてすべて綿密に練られた
シナリオ通りなんでしょうね。
ほんのわずかな時間でしたが、大舞台と同じで、
しっかり綿密にシナリオを作り、準備をしてきたのだ
と思います。
それをアクター本人がプロデュースできるところが
すごいところです。これは親譲りなんでしょうね。
でも、実は、進次郎さんも政治家としての一歩目を
出した時、プレゼンはどちらかと言えば下手で、
駅前で辻立ち演説をしても、誰も立ち止まらなかった
時もあったようです。
親が親だけに、天性のスキルをもっている
と思われがちですが、そうではありません。
ただ、その親にして言えることは、
理想の形が身近にあり、小さい頃からそれらを
何度も見て、理想のイメージが確立していた
ということは大きな影響だと言えます。
そうなんです。プレゼンは、天性のものではなく、
鍛錬することで誰でもうまくできるようになるものなのです。
私は長く、技術者向けのプレゼン研修を
提供していました。
当時も「誰でもうまくなれるプレゼン」と称して
実施していました。
どちらかと言えば口下手が多い技術者ですが、
多くの受講者が、うまくなり、楽しくなり、
中には、人前で話したくなったという人も
少なからずいました。
今は、エグゼクティブのプレゼンサポートへと
シフトしていますが、基本は同じです。
誰でもうまくなります。
プレゼンは、簡単にうまくなるものではありません。
では、どうすればうまくなるのか?
まずは、一般的なプレゼンテーションスキルとして、
声出し、身振り手振り、アイコンタクト、などが
必要とされますが、それだけではほとんど効果は
ありません。
一般的なプレゼンテーション研修の多くは、
それらをトレーニングします。
社長やエグゼクティブには、
それらが求められているのではありませんから、
それらの研修を受けてもあまり効果はありません。
もとより、そのようなオープン研修に若者たちと
一緒に参加すること自体がまずないと思いますが。
だからということで、書籍を読んでも
やはり実践をしないとダメです。そして、
プレゼンは「場数をふめ」という人もいますが、
それは違っています。
基礎と鍛錬することがわかっていて
実践フェーズに入っている人でこそ「場数」が
有益になります。
何も気をつけないで場数をふんでもうまくならない
ことは、長老の何とか会長のご挨拶みたいなのを
見ればわかると思います。場数は相当ふんでいると
思いますが、ふめばふむほど下手になってるのでは
と思えることもありますよね。
どのようにすればプレゼンがうまくなるのか?
では、どのようにすればよいのか。
まず、基礎を抑えた上で、個性を引き出し、
自分の理想形を作って、練習の場を少しずつ
ステップアップしながら実践をつみ、
レビューして修正を繰り返す、
ということが理想です。
それらは「心技体」すべてを鍛えることが大事です。
これらは、プライベートレッスンから始まり、
少しずつ実践の場を広げていく方法と、
社員総会や披露宴の挨拶でもいいのですが、
具体的な場に向けて準備するという方法、
いずれにしても、全体プロデュースが大事となります。
これらでプレゼンスキルが一定のレベルに達すれば、
あとはどんな場面でも対応できるようになり、
それらは一生もののスキルになります。
社長も人生100年時代、リタイアしてからも、
プレゼンの機会は増えると思いますし、
プレゼンによって、自分も周りもより豊かにすること
ができます。
味のあるプレゼンをする人が増えて欲しいと願い、
プロデュース支援活動をしています。
取り組んでみようと思われる社長や
エグゼクティブの皆様、さらに自社の社長に
プレゼンがうまくなって欲しいとお考えの皆様、
ぜひご相談ください。