社長のプレゼンテーションをプロデュース
社長の存在感
「社長がいなくても会社がまわる」これが理想ですが、私の印象として、社長の存在感のない企業は、会社全体が活性化していないように感じます。
若手社員がイキイキと働いている会社は、社長がいなくてもしっかり成長しているように見えますが、個々人に訊くと、「〇〇社長に憧れて」とか、「社長の考えにすごく共感している」とか、社員のマインドの中に社長が大きく存在していることが多いです。
まさにそんな会社が、社員がイキイキと仕事をし、成長し続ける会社なのでしょう。
すべての社長に可能性
そんな会社にするのは、一朝一夕では無理ですが、もちろん時間をかけただけでそうなれるわけでもありません。でも、どんな会社でも、どんな社長でも(!?) それができる可能性があります。
自らの思いで立ち上げた会社の社長も、前任から引き継いだ社長も、親からバトンタッチした社長も、みな可能性があります。
ただ、やりかたは千差万別なので、書籍を読んだり、セミナーを受けても、ほんのわずかなヒントになるだけで、ゴールは遠いままでしょう。
誰かがうまくいったやり方は、自分にも適用できる可能性はありますが、人それぞれキャラクターが違いますから、ぴったり当てはまるなんてことはまずありません。
松下幸之助さんや稲盛和夫さんの著書を読んでも、うまくいかない人の方が多いのは、そこです。それらで得られたヒントを、自分の中にどう取り込み、思考と行動にどう反映させるかを明確にし、そしてそれができるようになるために「訓練」をしないといけません。これが並大抵なことではないので、一人ではなかなか大変なのです。
成功法則より自分の成功方程式
そこで、外部のコンサルタントに依頼をしたりしますが、その多くは、成功法則にもとづいて型にはめようとするため、何か窮屈であったり、自分が自分でなくなるような感覚になるものです。それでうまくいったとしても、それはもう社長はあなたでなくてもよいということになります。これからの時代だと、アンドロイドロボットでよくなるかも知れません。
スマートな人はスマートなりに、泥臭い人は泥臭いなりに、自分らしさ、人間らしさが出ていた方が、社員に響きます。プレゼンテーション一つにとっても、すべての社長が、スティーブ・ジョブズのようなプレゼンができるようになる必要はありません。ただ、3分で寝てしまわれるようなプレゼンではいけません。
つまり、一般的な成功法則はヒントにはなりますが、実践においては、人それぞれで違う「自分の成功方程式」をたてることが大事なのです。これこそが自分一人ではなかなかできないものです。何せ、自分が成功と思っていることが、社員にはそう見えないこともありますから。
そうです、自分のことは自分が一番よくわかっていると思いがちですが、まわりから見える自分は、自分が一番見えていないのです。
これらが、社長のプライベートサポートが必要な所以であり、「社長のプロデュースサポート」が重宝いただいている理由なんです。自分の成功方程式をたてることをぜひ意識されてみてはいかがでしょうか。