日本の精神医療の歴史と 心理教育の重要性とは
6月16日木曜日付、朝日新聞20面マイベストプロ東京の全面広告に、この度55名が掲載されました。プロ・専門家として名前を連ねて頂けたことを光栄に思い、心から感謝するとともに、紙面をご覧になられ検索するなどして、こちらにアクセスして下さった方々を、心から歓迎いたします。
プロフェッショナル・専門家といえば思い起こすのが、昨年10月17日早稲田速記医療福祉専門学校で行われた、玉川大学松田哲也教授による 「速記脳論文発表会」-速記脳をエキスパート脳と比較する-の内容です。
以前少しご紹介させて頂きましたが、興味深いので、松田先生の了解を頂いた上で、改めて最近頂きました資料から「」で引用させて頂き、みなさまがお仕事をする上で、また様々な分野・機会で脳を活用するためのモチベーションや励みになれば幸いです。(写真最前列中央、黒い服が筆者)
ネイマール選手や中村俊輔選手などプロサッカー選手やプロ棋士たちが、大脳基底核の尾状核などの脳の奥深い部分で無意識に直感的に判断することが、カリフォルニア工科大学下條信輔教授や、玉川大学松田哲也教授などの様々な実験や、MRIによる多くの事例や映像データで細かに紹介されました。テレビ放映されたインタビューも含め、無意識的に瞬時に判断する、脳の可塑性や可能性はとても興味深く、参考になりました。地球で最高の生命体といわれる人間の脳の学習・蓄積・判断機能には驚嘆させられますね。
『 あなたは自分の仕事に熟練した人を見たか。
その人は王たちの前に立ち、凡庸な人たちの前には立たない 』 箴言22:29
さらに、下條教授が早稲田速記を学んでいたことから、「多様な専門技術が存在する中、音声認識・言語理解・文章理解・運動機能といった多様な脳機能と、超人的スピードと、複雑な神経モジュールの融合を要する技術は、脳科学的にも興味深い対象」 と日本速記協会の協力で、衆議院・参議院のトップレベルの速記者を集めて実験した結果 「速記者の脳では、長期にわたる技術の修練により被殻の形態と機能が変化しており、脳科学者の検討課題としても興味深い」 とのことでした。
プロフェッショナルとして 「トレーニングを積むことによって、違った脳の回路をつくり出している、さらに言えば違った脳回路をつくり上げるときに、脳の領域の神経細胞や神経繊維の数すら増えている」 ということで、脳の被殻の形態つまり大きさや神経細胞やネットワークやコネクションを増やす機会とみなして付加価値をつければ、速記以外のどんな仕事や任務を果たす上でも、脳を使うモチベーションやプロフェッショナルとしての意識がさらに高まりますし、ぜひ培いたいものですね!