剪定で樹木の害虫や病気を予防するには
樹木に発生する毛虫などの害虫は不快な気持ちになりますし、樹木が病気になると美しさが損なわれます。
葉を食害する害虫の発生時期は、主に春の芽吹いた後、夏の剪定した後(縮小剪定後)に多いようです。
休眠から芽吹くとき、成長の途中で光合成能力が低くなってから(葉が損失されてから)芽吹くときは、葉は害虫の好む状態です。
そのため、芽吹いた直後もしくは直前に農薬を散布すれば、害虫を防除できます。
※ 害虫の種類による発生時期もありますので、それぞれの発生時期も考慮する必要があります。
ただ、芽吹いた葉は農薬の影響を受けやすいので、農薬の濃度を薄くして散布してください。
害虫がすでに発生している場合は、通常の濃度で害虫が発生している部分のみ散布することが良いかと思います。
うどん粉病などの病気は土壌環境の悪化が原因であることが多いようです。
対処方法は、土壌中の酸素濃度が高まるように土壌の通気透水性を改善することです。樹木の根は酸素を要求しています。根が健全に成長している樹木は病気や害虫への抵抗力が強くなります。
土壌の通気透水性を改善するためには、割り竹を用いる方法、枝葉と土壌を層状に重ねていく方法、溝を設ける方法などありますので、詳しくは弊社までお問い合わせくださいませ。