コラム
剪定で樹木の害虫や病気を予防するには
2019年8月12日 公開 / 2019年8月22日更新
基本的には剪定をしない方が害虫や病気の発生は少なくなります。それは、樹木の生理機能が保たれるからです。剪定で害虫の発生が少なくなる事例としては、樹木下部の枝を切り取ることがあります。食葉性害虫の卵は樹冠下部にあることが多く、剪定で卵を切り取れば害虫の発生は少なくなります。
この他、軽い剪定で済ますこと、盆栽のように軽い剪定を頻繁に行うこと、樹冠上部の枝を保持すること、などが挙げられます。
枝葉を透かして樹体内の通風を良くすると害虫や病気の発生を抑えられるということを聴きますが、これを検証した研究は今までにないようです。これは私たちのイメージから導き出されたことかもしれません。刈り込み剪定をして極端に枝葉密度が高くなっている場合は透かし剪定を行う効果がありますが、透かし過ぎることは逆に害虫や病気の発生を招くことになります。
最も大切なことは、剪定強度を軽くすること、できれば樹冠上部の枝を保持することです。
そして、剪定ではないですが、土壌の通気透水性を良くして、根の成長を良好に保つことです。余談ですが、雨の多い年は害虫の発生が少なくなります。
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