当院の診療の強み

私の3つの強み

強み① 西洋医学と中国伝統医学を融合した統合診療力
「治療を続けているのに改善が見えない」「検査では異常が見つからないのに、つらい症状が続いている」。私のもとには、そうした悩みを抱えた難病の方が全国からご相談にいらっしゃいます。長引く不調や難治性の症状に、出口の見えない不安を感じている方は少なくありません。

私の最大の強みは、先端医療の研究者・医師としての経験と、中国伝統医学の知見の両方を、一人の医師の中で統合して診療に生かしていることです。私は東京大学医学部を卒業後、東大病院や海外の研究機関で、がん細胞の研究や肺がんに対する分子標的治療の研究開発など、先端医療の最前線に長く身を置いてきました。その一方で、台湾の著名な漢方医である林天定一門に師事し、中国伝統医学を研鑽してきました。

伝統医学の診断には、血液検査やCTは参考になりません。一方で、脈を診て、舌や腹部の状態を確かめる感覚的な診断には、優れた師匠からの技術の伝承と、長年の臨床経験が欠かせません。西洋医学と伝統医学、双方の医学知識と臨床経験が一人の医師の中で統合されてはじめて、伝統医学の診断・治療は本来の力を発揮する。それが、両方の道を歩んできた私の考えです。

近年、欧米では西洋医学に伝統医学などを組み合わせた統合医療が盛んです。日本は西洋医学の先進国であると同時に、長い年月をかけて築かれた伝統医学を持ち合わせた、世界でも恵まれた環境にある国です。その両方の医学を、研究と臨床の最前線で一人の医師として身につけてきたことが、私の診療の独自性の源になっています。

検査技術や診断の精度が力を発揮する領域もあれば、中国伝統医学だからこそ見えてくる側面もあります。統合医療というと特別なものに聞こえるかもしれませんが、私が目指しているのは「複数の医学的アプローチによって、より深く一人を診る」という、患者さま中心のごく自然な医療です。西洋か東洋かの二者択一ではなく、「双方の強みを生かす」という多角的な視点こそ、原因の分からない不調や、治療法が確立されていない病気に悩み、行き詰まりを感じている方の新しい糸口になると信じています。

強み② がん研究から漢方まで、一本の軸でつながる診療歴
私は1973年に東京大学医学部を卒業して以来、半世紀にわたり研究と臨床の第一線を歩んできました。細胞生物学を中心にがん細胞の増殖や分化の研究を幅広く行い、白血球増殖因子G-CSF産生腫瘍の培養株樹立にいち早く成功したほか、肺がんに対するモノクローナル抗体を作成して免疫シンチグラフィーを開発し、分子標的治療の先駆けとなる研究に携わりました。東京大学の研究室では、国内外で活躍する多くの研究者の育成にも力を注いできました。

東大病院総合内科では、漢方外来の責任者として診療に当たりました。原因不明で治療法が確立しておらず、生活への支障が長く続く難病に対して漢方内科治療を試み、脊髄小脳変性症やシェーグレン症候群、てんかん、緑内障など、数多くの難治性疾患の治療法の研究開発を重ねてきた経験は、今の私の診療の土台になっています。

資格としては、医学博士(東京大学)のほか、日本内科学会認定医・指導医、日本呼吸器学会認定医・指導医、日本東洋医学会専門医・指導医を取得し、2011年からは日本東洋医学会の常務理事も務めました。2013年には東京大学大学院医学系研究科特任教授に就任し、2014年に銀座で岡部漢方内科を開院。国内外の学会への論文発表に加え、「漢方で治す気になる不調」「病気を治せない医者」など一般の方に向けた書籍の執筆や情報誌への寄稿を通じて、統合医療の情報発信にも取り組んでいます。

こうした実績は、肩書のためのものではありません。10代で慢性疾患の診断を受けた私自身が、「病気の研究に携わり、その成果を患者のために生かしたい」と志した原点を、一つひとつ形にしてきた歩みです。積み重ねてきた経験のすべてを、いま目の前の患者さまのために使いたいと考えています。

強み③ 病気ではなく人を診るオーダーメード診療体制
「ここまでじっくり話を聞いてもらえるとは思わなかった」。当院の診療を受けた方から、そんな言葉をいただくことがあります。私が診療で何より大切にしているのは、「病気だけではなく、人そのものを見る」という姿勢です。同じ病名でも、体質も生活も、抱えている事情も、お一人お一人まったく違うからです。

当院は完全予約制で、初診には90分の時間をかけます。検査データや医学的知見をベースにしながら、問診票で全身の状態を確認し、脈や舌、腹部の状態も丁寧に診ていきます。体質や自律神経の状態、生活習慣まで含めて総合的に捉え、多元的な視点から考察したうえで、常時20~30種類前後の生薬から、その方に合わせた処方を組み立てます。服用後の経過は定期的に評価し、処方内容を加減していく、文字どおりのオーダーメード診療です。

中国伝統医学は、心と身体を一体のものとして捉える心身一如の医学です。だからこそ、体の症状だけでなく、気持ちの状態や暮らしぶりまで含めてお話を伺うことに意味があります。また、治療効果を左右する生薬の品質にもこだわり、高品質の生薬を使用した自由診療を行っています。

当院には、緑内障や神経疾患、自己免疫疾患、慢性的な倦怠感など、全国各地からご相談が寄せられています。一人一人の心身の状態は異なるからこそ、診療の形もお一人お一人に合わせて変わっていく。それが、私の考えるオーダーメード診療です。

2014年の開業以来、セカンドオピニオンとしての役割も意識しながら、統合医療の実践の場として診療を続けてきました。一つの考え方だけにとらわれず、患者さまにとって何が必要かを問い続けること。そして、専門病院で治療法がないと言われて生きる希望や気力を失いかけている方に、別の可能性があることをお伝えすること。一人一人に丁寧に向き合う限り、治療の可能性は失われないと信じて、今日も銀座の診察室で患者さまをお迎えしています。長引く不調にお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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Mybestpro Members

岡部哲郎
専門家

岡部哲郎(医師)

岡部漢方内科

先端医療の研究者・医師としての経験と中国伝統医学への知見を併せ持ち、難治性疾患や原因不明の症状の背景を探る多角的な視点と、一人一人に向き合う姿勢で統合医療に取り組んでいます。

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