小規模大家さんをAIサポート「大家One」のご紹介
学期末、先生を襲う「所見地獄」を見てきたから作った ― 元PTA会長がつくる先生の所見メモAI「センセイメモ」
■センセイメモ
https://senseimemo.jp
■ 保護者代表として、いちばん近くで見ていた先生の疲弊
私は数年間、小学校のPTA会長を務めてきました。行事の運営や地域との調整、そして何より学校と保護者の間に立つ役目を通じて、他の保護者よりもずっと近い距離で、先生方の働き方を見る機会に恵まれました。
その中で、ずっと引っかかっていた光景があります。学期末になると、職員室の明かりが夜遅くまで消えない。担任の先生は1人で35人前後の子どもたちの通知表所見を、1人につき約200字、指導要録まで含めればさらに多くの文章を、短期間で書き上げなければなりません。授業や行事、生活指導、保護者対応をこなしながらの、数十時間規模の残業です。
決定打になったのは、当時親しくしていた現職の校長先生から「所見の作業を何とかできないだろうか」と直接相談を受けたことでした。管理職として教員の負担を痛感していながら、決め手となる解決策がない。この一次情報が、私がこのサービスを作る出発点になっています。
保護者の立場からすると、先生が疲弊した状態で子どもと向き合うことは、誰にとっても望ましいことではありません。先 って子どものためになる。PTA会長としての経験から、そう確信しています。
■ 「AIが所見を書く」のではなく、「先生の観察」を整理する
ここで誤解のないようにお伝えしたいのは、センセイメモは「AIに所見を代筆させるサービス」ではないということです。 が日々している「子どもをよく見る」という営みそのものを、なくさずに支える仕組みです。
使い方はとてもシンプルです。授業後や帰りの会のあと、LINEで「3番、跳び箱5段跳べた」というように、10秒程度で気づ 期を通じて積み重ねていくと、学期末にその子の時系列の記録がまとまった形で残ります。センセイメモが行うのは、この「先生自身が見て、感じて、書 所見・指導要録・面談メモの下書きを整理して提示することです。
生成された文章には必ず「◯件の観察メモから生成」と明記し、下書きをコピーする際にも「必ず先生の言葉で確認・編集を います。これは、AIによる自動化を強調するためではなく、あくまで最終的な文章は先生自身の言葉であるべきだ、という考え方をUIの設計そのものに落 に丸投げして機械的な文章がそのまま通知表に載ってしまう、という事態を私たちは望んでいません。
■ 個人情報を「持たない」という設計
先生方が最も気にされるのは、やはり個人情報の扱いだと思います。センセイメモでは、児童
を氏名ではなく出席番号のみ を画面に設けていません。万が一、メモの中に氏名らしき言葉が含まれていた場合は、伏字にしない限り保存できない仕組み
にしています。成績や評定、
これは、日々の観察という個 って、学校の校務システムではない、という立ち位置を明確にするためです。自治体によっては外部サービスへの校務情報入
力を制限している場合があり 設計だからこそ、先生個人の判断で安心して使い始めていただけると考えています。
■ 積み重ねた観察が、成長の物語になる
センセイメモのもう一つの特徴は、メモを学期末にまとめて生成するのではなく、学期を通じ
て時系列で蓄積していく点で 、2学期から挙手が増えた」というような変化は、学期末に慌てて思い出そうとしても、なかなか言葉にできません。日々の
小さな気づきをそのつど残し 語」として所見に織り込めるようになります。これは、学期末だけ一括で処理するタイプのツールとの大きな違いです。
また、教員ご本人が過去に書かれた所見を数本お預かりし、文体の学習に使う機能もあります
。これも「AIらしい定型文」 で先生ご自身の言葉づかいに寄せた下書きにするための工夫です。貼り付けていただく過去所見に氏名が含まれていた場合も
、同じ仕組みで伏字化を促し
価格は、教員の方々が指導書 化に馴染むよう、月々数百円という「仕事道具」として無理のない範囲に設定しています。まずは無料の範囲で、ご自身のク
ラスで試していただくことが
■ 先生方へ
学期末の数十時間を、日々の10秒に置き換える。それがセンセイメモの目指すところです。子どもたちを見る先生の目は変わりません。その観察を無駄にせず、学期末に活かすための小さな道具として、ぜひ知っていただければ嬉しいです。


