「社員を壊す」経営者
身体能力・フォルム・ルックス等々
有り余る才能の持ち主:大谷翔平選手
そして彼が醸し出す所作の
根幹にあるのは
“寛容さ” なのではないでしょうか
『寛容』とは
・心が広くて
よく人の言動を受け入れること。
・他の罪や欠点などを
きびしく責めないこと。
・また、そのさま。
平たく言うと・・・
『度量・器の大きさ・包容力
スケール・人徳・太っ腹・柔軟性』
はたまた
『繊細且つ大胆』『懐が深い』・・辺りか
表現は何にせよ
この “寛容性” というスペックは
誰もが生きていく上で
本当に大切な資質といえる!!
そしてそれを形成する要素の一つが
幼少期の親の関わり方にあることを
少しだけ展開してみたい
相手の動機
【質問】
Aちゃん
⇒いたずらをして
コップを1つ割ってしまった
Bちゃん
⇒ママのお手伝いをしようと思ったが
うまく出来ずコップを10個割ってしまった
【結果】
*幼児は「Bちゃんが悪い」
と回答するケースが多い
*高学年以降になると「Aちゃんが悪い」
と回答するケースが増える
【考察】
✓低学年以下は
「心の中や意図を察することが苦手」
✓よってBちゃんの心中を考慮せず
コップを10個割ったという“結果”のみで判断
東北大学大学院教授の長谷川先生によると
「寛容性」は9歳頃までに身につくと寄稿
(まさに上記の事例がそれを物語る)
少学生低学年までの苦手は下記4点
①他者の立場に立つこと
②自分の感情をコントロールすること
③2つ以上のことを同時に考慮すること
④目に見えない心の中や意図を察すること
「なぜそうした行動を取ったのか?」
という『動機』に対する理解が
出来るようになる節目が
“9歳前後”・・というのがその根拠
更に長谷川先生は
家庭で次の2つの働きかけが大事と説く
❶本人に考えさせる声掛け
「なんで○○くんはそう言ったんだと思う?」
「○○さんは何がしたかったのかな?」
❷気持ちに言葉を与えてあげる
「痛かったね」「悔しかったね」と
寄り添って気持ちを言語化する
そして気持ちの言語化には
動画よりも絵本や書籍が良いとのこと
読み聞かせや
本を読む習慣が大切なのは
不変の行為というわけだ
大人になった今
語彙力が豊富な人ほど
寄り添う力や懐の深さが
長けていると感じたりするのは
決して気のせいではないと思う
やさしさの上
目まぐるしい世の中の流れに
『寛容さ』という定性的な人間力は
本当に見逃せない必須アイテム
今日のコラムで展開した
幼少期の “親と子” の関わり方を
「躾や子育ての話」と線を引かず・・
ビジネス上に置き換えることに
何ら無理はないですよね・・
✓ コーチング
✓ カウンセリング
✓ フィードバック
✓「1on1」・・・etc
“寛容さ” は
“やさしさ” の一段階上のフェーズ
(と勝手に思っている)
周りと向き合って・・・
周りをおもんばかって・・・
たくさん活字に触れて・・・
今を生きる大人達こそ
“気持ち”に
「適切で柔らかな言葉」を添えて・・・
少しだけでも
“寛容っぽく” 振る舞いたいモノです!!
_270_
そうそう
“寛容さ”の大切さを痛感する映画を
家人と観賞しました
『TOKYO MER』
主人公の圧倒的な寛容性に天晴れ!!
映画や小説やスポーツ・・・
ヒーローやリーダーに
心を動かされるのは
いつだって
ど真ん中にある “寛容性!!”
だということは 間違いないですもんね