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「唐揚げにレモンをかけますか?」

田村哲也

田村哲也

2017年に放送された
『カルテット』というドラマ(第一話)で
 メインの4名が食卓で “唐揚げ” を食す
 (松田龍平・高橋一生・満島ひかり・松たか子)

いきなりレモンをかけた行為に
 高橋一生が疑問(文句)を呈する

すると
 ✓その方が美味しいし・・
 ✓別にいいじゃんそのくらい・・
  といった周りの声に更に猛反発

「なぜ事前に聞かないのだ」
「レモンのかかった唐揚げは
  決して元の姿には戻らない」
・・・と

4人の人間性を
 瞬時にイメージさせる
 もってこいのワンシーン
(セリフもテンポも秀逸な作品だった)

先に「聞く」と先に「言う」

*ズボラな人
*いちいち面倒くさい人
*神経質な人
*強引な人
*反発する人
*合わせてしまう人・・・等々

食べ物の好き嫌いだけではなく
日常生活やビジネスにおいても
 “レモン云々” 的な場面
 ちょいちょい遭遇するし
 色んなタイプに出くわす

人には個性や価値観が存在し
その根底に
 育った環境や習慣(常識)という
 バックボーンが大きく影響するので
 すんなり「あっそうか!!」に
 辿り着かないから厄介だ

そのくせ
その場の空気を読んで
 細かなことは口にしない
 ・・・という
 日本独特の遠慮する文化も交錯・・・

「事前に“聞く”」という配慮は
 確かに大切だし納得・・だけれども

先に声にしない
 高橋一生タイプにも
 問題があるのも否めない・・かな

天ぷらうどんの原理

アメリカのことわざ
『きしむ車輪は油を差される』
      ご存じでしょうか?
 ✓不平や意見は言うべき
 ✓注文を付けた方が
   より良いサービスを受けられる
 ✓辛抱強く待ってても
   誰も助けてはくれない・・と

日本はこういった点が
 希薄なんですよ!!
 などと言う気は毛頭ないが

少しゆるめに言うならば
『天ぷらうどん』と声にしない限り
 いつまで経っても何も出てこないし

仮に頼んでいないモノが出てきても
 謎の同調圧力や忖度に屈して
 従うしかないという
 ありがちなビジネスシーン
 ・・・だったりしませんか

なぜなら
 レモンをかける側は
 良かれと思っている節が大なのだから

いよいよ新年度

年度が替わり
 新しい職場や部署
 新しいクラスや仲間
 新たなチャレンジやスタート

《受け入れる側》には
 ・焼き鳥には七味唐辛子
 ・お好み焼きにはマヨネーズ
 ・唐揚げにはレモン
 といった
 そのコミュニティだけに存在する
 ルールや常識が存在することを

《飛び込む側》には
 ・天ぷらうどんが食べたいです!!
 というメンタルと勇気を


そしてその双方を
 理解し合える空気を醸し出すコトを
 リーダーは意識したい季節ですよね

身近に存在する
 ピカピカの○○にエールを送ります!!
 『頑張れー』

_265_  因みにレモンはかけない方かな!?

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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