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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「何回も同じことを言わせるな!!」

田村哲也

田村哲也

A課長
「どうして私の指示を
 無視して進めたのですか」

スタッフのBさん
「A課長からの指示通り
 仕事を進めました」

何処にでもある
“言った” or “言わない” の戦い

事実は一つのはず !?

いや・・言ったとしても
 伝わっていなければ・・NG !!

サイボウズ風に言うのなら
「説明責任」「質問責任」

✓伝わっていなければ
  指示する側の
  説明不足という責任
✓理解していなければ
  受け取る側の
  質問を怠ったという責任

そもそも
・仕事を進める
・成果を上げる
・価値を提供する
・・・といった目的は何処へ

双方の自覚と
本質の捉え方こそが反省すべき点
(そうではない感情論争のみ)

“言うは易し行なうは難し” ですね

上司の役割

Books&Appsの
 安達裕哉さんの著書に
 こういった指摘がある

上司の役割の一つは
 部下に同じミスを
 繰り返させないこと!!

《1回目のミス》
 ⇒誰のせいでもない
 ⇒仕事にミスはつきもの
 ⇒責任不問

《2回目のミス》
 ⇒繰り返し起きてしまった
   ミスは本人の責任
 ⇒学習していないのでキツく叱る

《3回目のミス》
 ⇒上司の責任(無能の証)
 ⇒2回目のミスを
   見たにもかかわらず
   再発防止策を本人にきちんと
   取らせなかったと言うこと
 ⇒繰り返し起こるミスは
   仕組みで何とかすべき
 ⇒そうしなければ
   組織にノウハウも残らない
 ⇒責任の所在も曖昧なまま
 ⇒断じて許されないこと


故に

『何回も同じことを言わせるなっ!!』
 という台詞はあってはならず

上席はそれを言った瞬間
「私は無能だぁぁ!!」
 自身が大きな声で
 叫んでいることとなる

仕組みの手前にあるモノ

ソフトやアプリを使って
 簡素化したり効率を図ったり・・

ミスを最小限にするべく
 テンプレートや
 チェックシートを活用したり・・

ヒトは間違える生き物なので
 こういった企ては
 本当に必要だし大切だと思う

しかし最近
 そう思う感覚以上に
 そもそもの特性や資質を
 適材適所に配置しないと
(ある意味取り除かないと)

 何もかもが
 あからさまな時代に
 双方が
 不幸になるだけじゃないかと

例えば
 ✓時間にルーズ
 ✓片付けが出来ない
 ✓返事をしない
 ✓言われたことだけやる
 ✓・・・・

こういった
 仕組み云々でどうにもならない
 価値観の相違や
 本能的なモノの先にこそ

 顧客との約束や
 汲み取らなければならない
 心理(真理)やニーズ・・・
 といったセンスめいたモノが連動

フレームや仕組みに当て込んで
 評価したところで
 無理と限界は否めない
 (といった結論に
  これまた個人的には帰着)

4回目は・・

『何回も同じことを言わせるな!!』
 と言われている側は・・・

✓この前はX案件のことで
✓今回はY案件
  ことじゃないですかぁ・・・

こらこら
 ・・・そこじゃないんだよ!?

どうやら本質が
 肚落ちすることと
 シンクロすることは
 永遠になさそうです!!


*1回目は責任不問
*2回目は本人の責任
*3回目は上司の責任
  ↓  ↓  ↓
*4回目は双方どちらかの
  ポジションチェンジ

・・・決して大げさな話ではない!!

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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