「社員を壊す」経営者
社会人になりたての頃
「ご苦労様です」という言葉を
安易に使うな!!・・と
当時の現場所長に注意された
なんだか妙に刺さったため
それ以来
上下や立場は関係なく
すべての場面で
『お疲れ様です』に統一している
言い換えてみてください
そんなレベルだった私ですが・・
新入社員向けの研修で
「下記の10個の表現を
ビジネス的に失礼のないよう
言い換えてください」と
投げ掛けることがある
(みなさんも是非チャレンジを!!)
①ご苦労様です
②了解しました
③なるほどですね
④どちらにいたしますか
⑤お座りください
⑥大変参考になりました
⑦ご一緒します
⑧どうしますか
⑨私には役不足です
⑩おわかりいただけたでしょうか
答え合わせしますと・・・
①ご苦労様です
⇒「お疲れ様です」
②了解しました
⇒「承知しました」
③なるほどですね
⇒「おっしゃるとおりです」
④どちらにいたしますか
⇒「どちらになさいますか」
⑤お座りください
⇒「お掛けください」
⑥大変参考になりました
⇒「大変勉強になりました」
⑦ご一緒します
⇒「お供させていただきます」
⑧どうしますか
⇒「いかがなさいますか」
⑨私には役不足です
⇒「私には力不足です」
⑩おわかりいただけたでしょうか
⇒「ご理解いただけましたか」
読み方も同様に・・
①早急
②貼付
③漸く
④汎用
⑤間髪
⑥代替
⑦逝去
⑧出生率
⑨あり得る
⑩的を射る
答え合わせしますと・・・
①早急 ×そうきゅう
○さっきゅう
②貼付 ×はりつけ
○ちょうふ
③漸く ×しばらく
○ようやく
④汎用 ×ぼんよう
○はんよう
⑤間髪 ×かんぱつ
○かんはつ
⑥代替 ×だいがえ
○だいたい
⑦逝去 ×いきょ
○せいきょ
⑧出生率 ×しゅっせいりつ
○しゅっしょうりつ
⑨あり得る ×ありえる
○ありうる
⑩的を射る ×まとをえる
○まとをいる
だからどうした・・
「だからどうした」といった
声が飛んできそうですが・・・
仰る通り
ビジネスにおいて
大きなエラーにつながることも
昨今のご時世では
そうそうないことは認めます
PCやスマホを経由することで
変換その他・・
正しい引用も
秒で手に入りますもんね
でもですね
字が汚いのが
葬儀の受付でバレてしまうように
ふとした場面で
失礼な表現や間違った読み方で
イメージもポイントも
下げてしまうこともあるのです
そして厄介なことに
面前の他人(第三者)は
注意してくれることはせず・・・
評価だけを勝手に下げるのです
モヤモヤと・・
先日
ある諸規定の読み合わせの際
「○○について遵守すること」
というくだりを
(×そんしゅ ○じゅんしゅ)
間違えて口にされている
場面に出くわした
その時間は問題なく流れ・・
読み合わせの中身そのものは
全員納得する形で
ある意味何の不手際もなく終了した
わたしは
指摘できなかったことを悔やみ
後日別の形でお伝えした
もしもそのまま別の場面で
恥をかかせてしまうことの方が
もっと後悔すると思ったからだ
チャックが開いてることを
お伝えすることで
恥ずかしい思いをさせずに
済むのと同様・・・
本来なら瞬時にそっと
口にしたいところだ
そしてそこで大切なのは
言い方やタイミング・・・
耳元でそっと伝える
配慮や気配り・・・
頭でっかちに
モノを知ってること以上に
本当の優しさと知性を持ち合わせた
大人でいたいと・・・
つくづく思う次第です
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