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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「5%社員」

田村哲也

田村哲也

・「デキる社員」5%
・「一般社員」95%

いつも成績や成果を上げ
 上司や仲間からの信頼も抜群な社員は
 上位「5%社員」・・・

そこに潜む働き方や行動には
 ある種の共通項がありますよ!! って
 詳細に書かれている本を手にした

『AI分析でわかった
 トップ5%社員の習慣』 著:越川慎司氏

「5%社員」は何が違うか?

◆残業時間を減らさなければならない
 しかし業務量は変わらない・・・といった状況下で
*「95%社員」は
  限られた時間の中で「タスク」を
  終えることに夢中となり
  その日の作業完了に安心感や満足感を抱く
*「5%社員」は
  成果を上げる方法を探り
  成果に対して満足を得る

◆会議において
*「5%社員」は「95%社員」より
  発言回数が22%多く
  発言の文字数は27%少なく
  発言時間は24%少ないとわかった

といったような対比と分析を
・「5%社員」の思考と行動
・「5%社員」の発言
・「5%社員」の習慣
・「5%社員」のルーティン・・・
 などなど・・複数の章に分けて多数紹介

読み物としてもビジネス書としても
 とっても参考になるのだが
 今日強めに触れておきたいのは
 その中にあった次の部分だ・・・

「いい人」ばかりの組織は良くない(P147)

【「いい人」ばかりの組織は危険】だと提言
 ・組織の規律に従い組織の指示に流されてしまう
 ・忖度や過剰な気遣いが長時間労働を生み
   怒られないためのムダな資料作成等を行う
 ・社会的な常識や道徳や上からの同調圧力に負けてしまう
 ・組織的な不正に加担してしまう可能性まである
  ・・・(抜粋箇条書き)

さらにここからだ

「いい人」たちは
《自分たちは社会的規範を守る常識的で模範的な存在だ》
 と勘違い(うん あるある)

そして規律よりも自由を好み
 プロセスよりも成果を重視する「5%社員」は
 「いい人」たちにとって邪魔な存在

「5%社員」の尖った言動や成果が評価されちゃうと
 成果の出ない「いい人」たちは
 相対的に価値が下がり存在が危ぶまれる

波風や摩擦を恐れて
「いい人」として群れて快適に過ごすうちに
「いい人」は「どうでもいい人」と化す

居ませんか
居ますよね
属してませんか
・・・まさか
・・・ちょっぴり

変わったのは包装紙

「5%社員」を増やしたいはずなのに
 企業風土や企業文化の構築において
 ややもすると「実直・従順・常識」が
 どうしても幅を利かせてしまうという現実

そんなつもりはないのに
 結果として「いい人」作りに
 向かっていたりする(ことも多々ある)

「○○主義」も「評価方法」も
「働き方」も「コミュニケーションツール」も
「生き方そのもの」も変わった・・・って
 実感できているはずなのに

体裁や表層と言った『包み紙』だけが
 ちょっぴり今風になってるだけだったり・・・

働く世代全般に線を引けば
 未来を築く若者たちが「5%社員」で
 それ以外が「95%社員」なわけで・・・

だとすると
幼いころから刷り込まれた
「いい人」的な概念と思考を
 もういい加減変えていかないと
《株式会社ニッポン》の
 将来の足かせになってしまいますもんね

勘違いクン

「5%」って
・1,000人いれば「50名」 
・100人いれば「5名」
・20人いれば「1名」

あなたが
 身を置いている会社は何名ですか?
 「5%社員!!」って当たってますか!?

このパーセンテージはどうあれ
 そこに該当していると思っている
 「勘違いクン」の共通点として
  *周囲への配慮や感謝がない !!
  *ずば抜けた成績でもない !!
 ・・・これは当たってますよね


“勘違いクン” や “足かせおじさん” に
 ならない為に自戒も込めて
 「5%社員」の五原則を列挙・・・

 ①「目的」のことだけ考える
 ②「弱み」を見せる
 ③「挑戦」を「実験」と捉える
 ④「意識変革」はしない
 ⑤ 常に「ギャップ」から考える

如何でしたか
この手の本を読んで(いつも)改めさせられるのは
「向き~思考~姿勢・・・」かな
 そしていつだって「素直さ!」が一丁目一番地


「いい人」や「まじめ」って
 誉め言葉じゃないですもんね・・・
 時々感じてたことがクリアになった
 一冊でもありました

#141

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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