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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「98✕15=?」

田村哲也

田村哲也

【98×15は?】って問われて

イ:すぐに 1,470 って答えられる人
 (頭の中で・・・100×15ー2×15=1500ー30)

ロ:98×15=90×15+8×15=1,350+120=1,470
 (って計算をまともにしてしまう人)

ハ:スマホ出して電卓アプリを・・・・

ビジネスパーソンに求められる感覚は:イ
 (最近多いのは:ハ)

最低でも「1,500弱」(100✕15 弱)って
 (速攻で)頭に浮かばなくちゃならない


俺はA型だからキチっと云々・・・とか
数字は正しくお伝えしないと・・・とか

たしかに仕事をしていく上で
「数字(金額)」と「人の名前」は大切だし
間違えることはご法度(うん)

でもね
*事業的戦略や方向性を導き出したい時
*ザックリとした予算を把握したい時
*会話のテンポや流れを止めたくない時

ありますよね・・・誰にでもそんな場面

この感覚はスキルというより
 「センス」に近いかな・・・

人間的にアバウトな訳ではございません

見せ方&伝え方

また・・「1,470」と即答できる場面でも

敢えて電卓出して
「98掛ける15は?」と面前で打込んで見せ
その数字にインパクトを持たせるケースもある

これまたテクニックというより
「センス」に近いかな
(わかりますよね)

ドリルと穴

ザックリもキッチリも
その使い方とタイミング一つで
相手への刺さり具合が全く違う

ロープレのトレーニングでも
似たようなケースにちょいちょい出くわす

例えば自作の会社案内(冊子:10ページ程度)

刺さりやすくするための冊子(ビジュアル)
・・・なのに “それ” の説明に終始してしまう
 (プレゼンにおける資料提示も同様)

変にキッチリで
  肝心なポイントが伝わらず
若しくは全体像という
  ザックリもある意味大事で・・・


目の前の人に
 伝えたいのは何?
 届けたいのは何?

我が社はどんな価値提供で
誰に何を手にして貰いたいのか

それなのに
商品やサービスのウンチクを語ってしまう

勿論
ひと通りの内容説明と理論武装は必須

でもですよ
*目の前の人が欲しいのは【穴】

*目の前の人に届けたいのは
  ・・・お役立ちしたいのは【穴】

なのに自社の「商品とサービス」という
 【ドリル】の説明をしちゃってないですか
  ・・・といった感覚が抜け落ちる

ライザップに通う人だって
【痩せ方:ドリル】
  の説明を聞きたいのじゃなく
【痩せてHappy:穴】
  を手にしたいのは言うまでもないことかと

要らないスキル

インサイドセールス(的な流れ)が
遅かれ早かれ主流となっていく中で
「ベタな会社案内」を簡潔に声にするスキルは
間違いなく要らなくなっていくことだろう

一方
分業化したり仕組化したり
テクノロジーに頼る部分が増えれば増えるほど
 *簡潔に話せる
 *ザックリ伝える
 *キッチリ見せる
 *ドリルと穴の理論 などなど
そのセンスとマインドを持ち合わせていることが
個における差別化の一つになると思えてならない


「センス」ってほんと厄介です

仕事もスポーツも音楽も芸術も
「スキル」や「テクニック」を磨いても
「センス」のある人には勝てません

が故に「マインド」との併せ技で
意識して磨いていくしかないのかなって・・・

そしてよく言う
「緊急ではないが重要」な
【第二領域】の際たるものとして
その重要性を声にし続けたい

・・・と感じてやまないのは
フィールドセールス全盛期を
走ったオジサンの(使えない)自負なのかな!?

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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