Mybestpro Members

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「最初に案を出す!」

田村哲也

田村哲也

若手社員
 「仕事で一番偉いのは
  権限を持っている方でしょうか?」

部門長
 「権限を持っていてもダメな奴はダメです。
  どんな仕事でも一番偉いのは
  『最初に案を出す奴』なんですよ。
  批判なんて誰でもできる
  でも『最初に案を出す』のは勇気もいるし
  何より皆から馬鹿にされないように
  一生懸命勉強しなければならない。
  だから最初に案を出す奴を尊重するのは
  仕事では当たり前です」*

(今日のコラムはBooks&Apps:安達裕哉氏の
 書籍から一部抜粋引用あり*)

Z世代

新卒のスタッフとの絡みは
色んな意味で驚かされる

意見や反応の速さは
まさに「最初に案を出す」に近いモノを感じる
(褒め過ぎかな・・Gさん)

そういった意味では
 社会人の先輩が
 モノを申している冒頭の建付けは
 ローカル世代への警笛とも(私は)感じ取れる

先週こんな場面もあった
「先輩に教えてもらうことを前提としていて
 それだと当事者意識に欠けているから
 『任せてください』って
 まずは速攻で返答するって決めたんですよ!!」
 と言ってくれたDさん(Z世代)

ハッタリでも・・
 いい意味で覚悟とプロ意識を
 持つためのステップだと考えれば
 おつりがくるようなアクションだ
 (泣けたぜ・・・天晴れ!!)

旧来との対比

採用絡みの資料作成をしていると
 この世代(Z:90年代中盤以降生)に
 振り向かれないようでは
 その企業の「明日はないよなぁ」
 ・・・に辿り着いてしまう

◆「安心(安定)」ではなく「やりがい」という志向性
◆「一方通行」ではなく「双方向」なコミュニケーション
◆「閉鎖的」ではなく「透明性」な組織構成
◆「忠誠心」ではなく「愛着心」といった計測指標

それは今風に言えば「ロイヤリティー」
ではなく「エンゲージメント」かな

時間も思いも組織に捧げて
 長期にわたって貢献し
 キャリア(スキル)アップを目指し
 収入や安定を確保する・・といった
 戦後から続くおかしな慣習

もはやそれとは
 まったく違う世の中と
 感覚になっていることを
 我々世代こそが
 理解しなければならないですよね


Z世代は
◆デジタルネイティブ
◆働き方改革ネイティブ
◆ダイバーシティネイティブ・・・

これからの世の中や
組織の未来を担う彼らが
 成長力と競争力の源泉であることは
 間違いありませんから(はい)

ビジネスマーはどこ吹く風

気付きや驚きを感じる反面
 口の利き方や
 それは社会人以前の常識でしょ
 みたいなことも度々散見

少し前の自分なら
「ふざけるなー」と
 ブチ切れてしまうような側面も
 持ち合わせている彼等

でも今は・・・
 《ビジネスマナーは片目をつむろう》
  そういったことを身につけさせるより
  そう言った事やルール(みたいなもの)が
  世の中にあることだけを(今は)伝えておこう

強いて言えば
 《恥だけは欠かせないように!!》

むしろ今こそ
 次に記すような普遍的な受け身の姿勢は
 確実に伝達しておきたい

「仕事をまかされたら何をすべきか」8ヶ条 *

①「納期を確認する」
 ・納期遵守は信用獲得
 ・納期遵守は能力を高めお金を生み出す

②「成果を仕事の依頼者と合意する」
 ・任せる側は信頼できる相手に依頼する(したい)
 ・任される側は本音を引き出し成果を合意せよ
 ・合意できれば仕事は半分終わったも同然

③「仕事を分割する」
 ・任された仕事は大きな岩
 ・手を借りる/ノウハウを教えてもらう/
  スケジュールを作る・・・ならまずは分割
 (そうして初めて取り扱い可能)

④「難しい仕事から取り掛かる」
 ・どう処理してよいか分からない仕事は
  思っているよりはるかに時間を要する
 ・己の見積りよりも2倍以上かかると踏め

⑤「行き詰ったら即相談する」
 ・任せる側もすべて見通している訳ではない
 ・無理と分かってやり続けるのは双方のマイナス
 ・相談が遅れれば遅れるほど信用失墜

⑥「説明責任を果たす」
 ・任せた側は常に不安
 ・その不安を軽減する責任は引き受けた側
 ・重ねて丁寧な説明を心がけよ
 (適切な情報開示/資料や話のわかりやすさが信用獲得)

⑦「自分でゼロから考えず前例を探す」
 ・ゼロから考えるのは100%無駄
 ・社内の前例を探せ→社外に聞け→本やネットから探せ

⑧「人への依頼は早めにし①~⑦のことを守らせる」
 ・仕事は自分だけで完結することは殆どない
 ・他者の協力を出来るだけ早く依頼せよ
 ・あなたも私も①~⑦を肝に銘じる

気付きは自身だ

いつだって
 この手の事と向き合う際は

教えているつもりで
 改めての咀嚼と
 「そうだよな」っていう反省を・・・

結局のところ
 噛み締めているのは自分自身(うん)


◆「最初に案を出す」空気感を創り出すことと

◆「最初に案を出した」人を
  しっかり見て(評価して)あげること・・・

2000年代生まれもいよいよ世に放たれる昨今
 こちら側も更に多様性を持って
 多面的に受け取らねば・・・

まだまだ足りてません・・・しなります

_175_

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

プロのおすすめするコラム

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼