「社員を壊す」経営者
先日の東京マラソンで
大迫傑選手が日本新記録を叩き出した
「2時間5分29秒」
その足元にあったのは
ナイキ社の【厚底シューズ】だ
サブ2
昨年の10月12日
ウィーンで行われたマラソン大会で
世界記録を持つケニアのキプチョゲ選手が
(非公式ながら)人類初の2時間を切ったことを
ご存知でしょうか・・・《1時間59分40秒》
なんと・・・
*100メートル → 17秒
*1キロ → 2分50秒
のペースで走り通したわけだ
そしてこれまたその足元には
ナイキ社の【厚底シューズ】だ
箱根駅伝
今年(2020年)の箱根駅伝は
10区間中 7区間で記録が塗り替えられた
そのうちの6区間の選手は【厚底シューズ】
総合タイム(10区間合計)は6分以上も短縮
全出場選手中84.3%の選手が履いていたのが
なんと【厚底シューズ】
流石に「これでいいのかな?」問題が浮上
高速水着「レーザーレーサー」
2008年に英スピード社の
高速水着:レーザーレーサーが禁止になったのは
記憶に新しいかと
それと比較する声やら何やら・・・
結果
*ソールの厚さは40mm以内
*炭素繊維のプレートは1枚まで・・・
等々の規定にて決着
故に
冒頭の大迫選手のそれは
世界陸連のお墨付きとなるわけだ
賛否両論が残る中で・・・
振り返れば
棒高跳びの「棒」だって
スキーの「板」だって
テニスの「ラケット」だって・・・etc
様々な進化を遂げてきたわけだから
致し方ないのも紛れもない事実だ
人類はいつだって
速く/高く/遠く/強く/美しく
をより求めて
先へ先へと突き進むものだし
それが大好きな動物(なのだと思う)
そしてそこにいるアスリートに
ヒーロー像と感動を求め続ける生き物
さらにエアコンの効いた部屋で
高みの見物をするという
身勝手な生物でもあるw
ビジネスの厚底シューズ
現代のビジネスではNet環境なくしては
何も始まらない(のは周知の事実)
そこにある様々なデバイスや
多種多様なソフトによって
管理や商いや
企画やコミュニケーションは成立する
まさに【厚底シューズ】だらけだ
最早
そういったよりよいツール(厚底シューズ)を
活用しなければ効率的な活動はおぼつかない
しかしながら
それを上手に使うことが
「仕事」になってはならない
大迫選手も
ありとあらゆるトレーニングの延長線上に
必要であったものの一つが
【厚底シューズ】だったはず
「勝つ(記録を出す)」という目的
「厚底シューズ」という手段
その為に日々の管理やプロセス
どうだろう・・・
どんな靴でも「早く走れる」のが
ビジネスにおける一流ランナーなんじゃないかな
何故なら
本当のスキルとセンスは
“そこ” にあるからだ!
アベベ
*1960年 ローマ五輪 2時間15分16秒
*1964年 東京五輪 2時間12分11秒
エチオピアのアベベ選手は
2大会連続で金メダルを獲得した
(古い話で恐縮です)
有名な話でもあるが
ローマ五輪は裸足で完走
世界中をあっと驚かせた
その時の記録と
大迫選手の日本記録の差は
(たったの)9分47秒
・・・60年前の記録とだよww
60年前の《裸足のアベベ選手》と
今現在の《厚底シューズの大迫選手》が
一緒に走ったとすると
1キロあたり(たったの)14秒差
大騒ぎしている
【厚底シューズ】の進化度合いって
テクノロジーの賜物って
・・・そんなものかぁ
と無責任に感じちゃったりもしています
(陸上通の方々へ・・ごめんなさい)
*手紙書いて電話して・・・的な商習慣と
*チャットだスラックだRPAだ
・・・的な今風のマネジメントと
よくよく見れば
よくよく突き詰めれば
「1キロ当たり14秒差」みたいな
(本質的には)大差ない部分も
あったりしますよね!?
ローマの石畳を裸足で駆け抜け
わずか41歳という若さで
この世を去ったアベベ選手
天国から【厚底シューズ】を見て
どんな風に感じてますか?
「裸足」という
ギアに頼らず丸腰で戦ったあなたから見た
今の世の中は間違ってないですか?
なーんて聞いてみたい
そして
あなたが56年前に走った東京で
目の前に迫った「2020TOKYO五輪」は
ちゃんと開催されるのか?
・・・聞かせて欲しい
・・・教えて欲しい
・・・祈ってて欲しい
はやくコロナウィルス問題が
終息しますよーに
_2nd_ OLYMPIC