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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「幻の東京オリンピック」

田村哲也

田村哲也

今日は2020年2月27日
少しだけ時をすすめよう

改めまして・・・
今日は2020年7月24日(金)
【東京オリンピック開会式の日】
・・・のはずだった・・残念でならない

IOCのバッハ会長と安倍首相が
並んで記者会見した2020年6月11日
『この度
  2020東京五輪の中止を決定しました』
(のちに「3.11」ならぬ「6.11」と云われる“それ”だ)

あの衝撃から一カ月半

決定が遅い! だの
責任は誰が取るんだ! だとか

スポンサー・アスリート・施設・ホテル
関係者・インバウンド・インフラ・・・
その経済的損失はあーだこーだ
多額の賠償を負う大手損保や
自殺する零細事業者迄出る始末・・・

静寂や収束にはほど遠いモノの
世界を見渡した際
あの時点ではあの決断しかなかったのかもしれない


悔やまれるのは【初期対応】・・それだけだっ!!

理念と優先順位

2月中旬の
クルーズ船の対応が不幸の始まりだった

中国が何を隠し
習近平(中国)との外交やバランスを
鑑みたせいなのかなんなのか・・

そう
クルーズ船の乗客を水際でさえ食い止めれば
その感染(事態)は免れる・・と踏んだ

重ねて武漢に居る日本人を救出すれば
難を逃れられる・・・程度のシナリオだった

しかしその時既に
春節を迎えた中国人のインバウンドや
中国から帰国した日本人
中国経由で来日した他国のインバウンドを
多数国内に取り入れていたことは想定外

今さらながら
もっと早い段階で「国民の一斉休業」を
「お上」が下していたらどうだったろうか

そこに掲げる大義は
1.人の命!!
2.(本当の意味での)最小限の経済損失!!
3.何としてもオリンピックを開催する!!

この3点が明確にあって
そこに優先順位があって
・・・安倍首相からの
圧倒的な強いメッセージとなっていれば

99.7%の弱い立場にいる中小企業&零細企業も
従わざるを得ないというジャッジができた(はず)

弱者は誰かのせいにしたいのです
誰かに指示して貰わないと
大手や元請けから切られることが怖いのです


その時の
短期的な痛手は想像を絶するものと思われます
しかしそれにより
いち早く舵を切ることの検討時間と選択肢を
チョイスすることも出来たのです

こんなにも破産や自主廃業を強いられる
会社やお店は出なかったのは言うまでもないのです


「理念」という揺るぎない大義と
TOPが取るべき優先順位と
発する強いメッセージを
有事の今 その「重さ」を痛感することになったのは
あまりにも悲しい・・・

そしてもう一つ
「島国」での開催だった【東京オリンピック】は
その手順や短・中期的な犠牲や強い意思を前面に押し出せば
(2月から5月まで人やモノの制限
 ・・・まさに水際でのシャットOUT
  陸続きでない強み!!!)

このタイミングで
唯一実行に漕ぎ着けることのできた開催国だったと
歴史に名を刻むことが出来たかもしれないかと思うと
悔やんでも悔やみきれない

2020年2月27日(コラムUP日)

と言った感じで
「そう」なっては欲しくない
数カ月先の未来を語ってみた

今日はまだ2月27日(木)
「イベントは自粛しなさい」
と言った号令は昨日出たが・・・
それ以上は自治体や企業や各自が
判断しなさいと言ったところだ

5GやAIやペイペイといった
テクノロジー全盛の波が押し寄せる現在

今叫ばれているのは
「手洗い」と「うがい」と「マスク」
と言った究極のアナログ

現代の人類への形なき警笛ですか・・・コロナさん


「残業=悪」・・・みたいな
生ぬるい働き方改革が横行していた最中

今回のこれで
一気にテレワークやフレックスや
オフピーク通勤と言った・・・
本来の効率や成果主義の重要性に
2020年が転じてしまう瞬間になることだけは
間違いないところかと


会社に通わなくていい・・
 *企業側は定期代がかからず
 *無駄な家賃はかからず
販管費の圧縮による利益率のUP

一方
 *インフラ(電車・バス)の役割と責任
 *身近ではランチタイム時の飲食店の打撃
 *アフター5の居酒屋さんの衰退

さらに
 *まじめに通勤してれば給料を貰えた輩の終焉

何から何まで変わりゆく
2020年夏

終わりの始まりなんですね・・・コロナさん

遅かったね安倍さん

◆アスリートの祭典としてのクオリティ
◆感動やおもてなしと言った賛辞
◆東京(日本)を世界に再発信(PR)
◆莫大な経済的効果
◆スーパースターの発掘や子供たちの憧れ
◆様々なレガシーの構築・・・etc

それら本来目指していた総合点を
100点満点としたら・・・

今年の「夏の終わりの採点」は
どうなるのだろう???

4年間
死にもの狂いでその出場権を目指し
その日に体調やメンタルを
ピークに仕上げていたアスリートたちの

悲しくて残念な涙だけは
ただただ見たくないって思える
・・・2月27日(今日)だ。。。


安倍さん
遅くなかったですか!?

1.「人の命」
2.「本当の経済損失」
3.「是が非でもオリンピックの実行」

今日(2月27日)以降も
いくつかの重大な決断を強いられるかと・・

わたし如きが言うものではないのですが
どうかそこに上記3つの大義という「理念」を
国民に発して欲しいのです

言うは易し行うは難しですよね

最後にこんなアーカイブで終わります

わずか14時間足らずで・・・

1986年11月
昭和の終盤の頃の話だ

伊豆大島の三原山の大噴火

この予期せぬ大惨事に
時の首相:中曽根康弘は
自衛隊の護衛艦や海上保安庁や
東海汽船など官民合わせて
48隻の船を一斉に大島に駆けつけさせ

噴火からわずか14時間足らずの間に
13,000人の島民全員を無事 島から救ったとさ

対策マニュアルなどがままならない時
政治主導というか危機管理の見本というか
TOPのなすべき決断というか・・・

わかってます・・・
*比較することでも何でもない
*内容も時代も全く違う
*中曽根氏のことを贔屓にしてた訳でもない

だがこれだけは言える
  『天晴れ!』だったと


どーかなんとか
《80点だったね》って言える
・・・天晴れな夏になりますように!!

_2nd_

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田村哲也
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