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「30年と4ヵ月」

田村哲也

田村哲也

いよいよ「平成」が幕を閉じる

半旗

自粛ムードでスタートした「平成元年」
現場監督をしていた私が思い出すのは
“大喪の礼” 当日・・・現場に掲げている
社旗・安全旗を「半旗」にしなさいっ‼ だ

24歳の私には
その意図も本質も正直わからぬまま
会社からの指示に従っただけ

音の出る現場作業は当然その日完全休業
(とても寒い一日だったと記憶している)

大した考えを
持ち合わせていなかったことだけは確かだ

家族

その年 結婚し子供を授かる
家族を持った「元年」でもあったわけだ

時代は平成になっていたというのに
典型的な「昭和スタイル」だった私は
今なら(自ら率先する)ブラック社員

“ダメダメ父さん”だったことは
言うまでもない

そんな倅も巣立ち
嫁をもらい頑張って暮らしている

その部分だけは
平成の30年間とぴったりマッチングし
その部分だけは
結果オッケーだったと都合よく安堵している

世相

「バブル」だ「リーマン」だ
「9.11」だ「3.11」だ
「ダイバーシティ」だ「働き方改革」だ

様々なことがあり
様々な仕組みが変化した

しかし何と言っても
圧倒的なそれは
テクノロジーの進化だ

駅のホームで
パカパカ煙草を吸っていた(吸えてた)あの頃
駅員さんが改札で
切符を切っていたあの頃

web環境の整ってしまった現在から考えると
どうやって「仕事や生活が成立」してたかが
思い出せない・・・というか
「映画:三丁目の夕日」的な
戦後のそれと大差がないのではないかと
思えてしまうほど遠い昔に感じてしまう

大事なモノ(コト)

明日で平成が幕を閉じる
『令和』のスタートだ

「増税」だ「東京五輪」だ
「キャッシュレス」だ「自動運転」だ
「LGBT」だ「テレワーク」だ
「AI」だ「IoT」だ

平成の流れの10年分が
きっと僅か2~3年で
それ以上に進化していくことだろう

だからこそ今
何が出来るか
何の役割があるのか

挨拶や姿勢に代表されるコト
不易流行に潜む本質
・・・率先垂範できたらと思う

生前退位

昨今飛び交う見苦しい事件や事故
そこには多くの中高年齢者が絡んでいる

生前退位を選択された陛下が
何を憂い
何を残し
身を引く美学と潔さを
同時に伝えてくださっているようで仕方がない

『改元』の時を
出来るだけ静かに迎えたい・・・

30年と4ヵ月・・・
平成天皇 ありがとうございました

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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