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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「クイックレスポンス」

田村哲也

田村哲也

折返しのない人

いわゆる「レスポンス」の悪い人って
・・・身近に居ませんか!?

7つの伝わらない要因

お手伝いしている企業の
お得意先が とある大きなお店

そこのバイヤー(S氏)さんの
レスポンスがあまりにも悪く
担当スタッフ(Kさん)は右往左往・・・


当初
「こちらの意向が伝わらない」のは
いくつかの可能性があるのではないかと
(一般的な)下記の7つの話しをKさんに

①伝え方が相手に合っていないのでは・・
②伝える回数がまだまだ少ないのでは・・
③相手からの信頼が不足しているのでは・・
④伝えたいという熱量が低いのでは・・
⑤伝える場所(環境)や状況が悪いのでは・・
⑥自分が伝えるよりも適任の人がいるのでは・・
⑦そもそも伝える内容が浅いのでは・・

Kさんは諦めずに
自責で捉えて(必死に)取り組みました

優越的地位の格差

しかしながら
S氏のレスポンス改善は(全く)見受けられず・・・


勿論
取引関係の中で商品を卸させてもらうという
立場の認識が必要なことは考慮したとしても

S氏は
 *全く理解していない人なのか
 *ただ単に優越的地位の乱用なのか
 *そういう企業風土なのか・・・

いずれにしても
最終的に商品を手にする「お客様」が
そこには本当に見えているのだろうか
・・・と(生意気にも)思えてならない

納期(納品)から
逆算してのスケジュール感を
共有してスタートしたはずなのに

工事現場の引渡し

自分の経験値という尺度で
物事を捉えるのは
危険であると承知の上ですが

ゼネコンでの
現場監督経験者の私に言わせると
このS氏に
工事現場の作業所長を任せたら・・・

下請けは泣かされ
工程はグチャグチャになり

何よりお施主(オーナー)様への
【建物】という“商品”の品質は
レベルの低いものになってしまうと
思えてならない

お施主さんは
作業所長を指名することなど出来ない訳で・・
工程管理や品質管理といった
実情もわからない訳で・・
「ハズレくじ」を引いた形となるのです


工事現場は竣工・引渡しからの
究極の逆算思考

マクロで捉え
いかにミクロを潰し込んでいくか

チェックや承認や手配を
疎かにすればするほど
工程に支障を来たす

結果
コストにも響き
安全面も疎かになり
何より品質がグラつく

下請けさんを含めた
関与する様々なキャッチボールを
速やかに行うことが
結果 自分の役割と責任を
全うできる

クイックレスポンスなくして
竣工引渡しという長いスパンは成立しない

だから私は
投げられたボールは すぐに返すことが
社会人の鉄則だと信じてやまない

忙しいから こそ早い

忙しい人ほど返信が早い
忙しい人に仕事は集約される
・・・処理能力が高いからだ

「打てば響く人に頼みたい」
・・・当たり前の道理だ

そして そんな人は
打席数が増えるから
スキルも知識も応用力も
どんどん上がる

益々
スーパービジネスパーソンになっていく
(素振りしているところすら見せずに)

まだ足りない

エンドユーザーであるお客様に
より良いモノを
より良い価格で
より良いタイミングで
安心して手にしていただく

前回のコラムでも書いたが
「当事者意識」を持ち
仕事の意義や本質を理解すれば

ジャッジを遅らせることに
何の意味もないことがわかる

なのに遅々として変わらず進まず・・・

きっとまだ
こちら側に足りないものがある
学ぶべき何かがある

そんなタイミングなんだと思う

Kさんと共に
今一度 自責で捉えて
前進していかねばならない・・・と。

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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