「社員を壊す」経営者
京都の石庭で有名な龍安寺に
「知足のつくばい」
と呼ばれる蹲(つくばい)がある
吾唯足知(われ唯だ足るを知る)
写真を見るとわかるが
中央の四角い水を溜める穴を
「口(くち)」に見立てて
周囲に4文字を配する
上から時計回りに
▪口と上の文字で「吾」
▪口と右の文字で「唯」
▪口と下の文字で「足」
▪口と左の文字で「知」
【吾唯足知】われ唯だ足るを知る
「足ることを知る」とは
自分の本分に安んじて
貪りを捨てること
満足することを知る人は
少しも不平不満の心を起こさないため
心に落ち着きがあり不安がない
・・・ということ(深い)
年初に際し
事業計画や年頭のメッセージなど
お手伝いしている会社さんの
それには頭を回すが・・・
いざ自分のこととなると
だらしがない
ここのところの自分を振り返ると
「嫌味な自分」
「やっかむ自分」
がちょいちょい頭をもたげる
(いい歳こいて恥ずかしい限りだ)
年初に際し・・・
経済・仕事・身体・環境といった
現実と対峙したり
嘆くのではなく
継続・体力・勇気・姿勢・・など
何でもいいから
自分が持っているものを数え
それを活かすことに目を向けた
そんな一年に
(何としても)していきたい
だからその心のベースが
「吾唯足知」
間違っても「謙虚」なフリの材料や
収まりの良い「体裁」に
使うことのないよう心したい
しなる
今年の賀状
そこにこう印字した
「元号も変わる新時代の幕開け
今年はもうひと踏ん張り
“しなり”ます」って
根っこが動けば・・・「ブレ」
根っこが動かなければ
・・・「ゆらぎ」、「しなる」
その前提が【吾唯足知】であり
根っこにあるべき土壌だ
己亥(つちのとい)の年
「己」過去に積み重ねてきた集大成
「亥」核・軸・中心・本質
今までの経験値や
積み重ねの中にある
余計なモノを削り落として
コアにある志や本質を土台に
推し進める年・・・だとか
▪自分が本当に求めているコト
▪自分が大切にしたいヒトやコト
「われ唯だ足るを知る」を前提に
印象深い一年にしていきたいと・・・
そんなことを考えた
2019年の年初でした
それでは皆様
本年も何卒宜しく
お願い申し上げます <(_ _)>