「社員を壊す」経営者
「ゴールデンスピリット賞」ってご存知ですか
今年は第20回を迎え
▪受賞者はロッテの井口監督(写真中央)
▪王貞治氏と吉村禎章氏が特別賞を受賞
https://www.hochi.co.jp/baseball/npb/20181204-OHT1T50228.html?from=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter&utm_campaign=hochi_baseball
12月4日 京王プラザホテル
日本のプロ野球球団に所属し
積極的に社会貢献活動を続けている人を
毎年一人表彰
欧米のスポーツ界では社会貢献活動が高く評価され
中でもメジャーリーグ「ロベルト・クレメンテ賞」が有名で
球界での最高の賞として
メジャーリーガー達の憧れの的になっている
その日本版といったところだ
故に「球場外のMVP⚾」とも言われている
代表的なところで言うと
第1回:松井秀喜(巨人)
第9回:三浦大輔(横浜)
第12回:ダルビッシュ有(日ハム)
第14回:藤川球児(阪神)
そして今回(20回)⇒井口資仁監督(ロッテ)
そんな素敵なイベントに
お世話になっている(いた)会社さんが
スポンサーをされている関係上・・・
関係者以外シャットアウトの表彰式に
お誘いをいただけた次第である
井口監督
井口監督は
プロ入りを控えた青学大4年時に
地元の西東京市に車椅子の寄贈
プロ入り後も「愛基金」を立ち上げ
慰問や支援や激励や寄付と・・・
これまで20年以上にわたって
活動されてきたとか
プレーヤーとしても
指導者としても
この下地があったからこその実績だし
今更ながら「引退即監督」という流れもうなづける
世界の王
残念なことにいつもは出席される
審査委員長の長嶋茂雄さんが欠席される中
華を添えたのが
王会長と吉村コーチの特別賞受賞
有名な話ではあるが
札幌丸山球場の近くにある
山の手養護学校に長年にわたって
足を運ばれていたという逸話
そこまでは私も知っていたが
改めてその経緯を今回知って驚いたのは
19歳の時(入団二年目)から
はじめていたという事実
調べてみると
1年目の王選手の成績は
▪打率 1割6分1厘
▪本塁打 7本
2年目の成績は
▪打率 2割7分
▪本塁打 17本
札幌遠征はシーズン途中の“夏”なので
ホームラン数もその時点では
17本よりもはるかに少ないわけで・・・
19歳という若さにも驚かされましたが
成績においても
まだまだ一流のそれではない段階で・・・
しかもその当時
まだ誰も「慰問」・「寄付」といった
【社会貢献活動】的なものが
クローズアップされていない時に・・・
それを38回継続されて
吉村コーチにバトンタッチし
現在に至るという運び(な訳で同時受賞)
・・・脱帽 <(_ _)>
勇気をもらう
本日受賞のお三方が
共通しておっしゃっていたことだが
「はじめはこちらから
勇気や励ましやエールを届けて
何らかの力になって上げられれば・・・」
「それが何度となく足を運ぶうちに
こちらがどれだけ勇気をもらっているかに
変化していることに気付かされた・・・」と
こういった活動をされる心
そういったことに気付く心
「心」が活躍や成績や年俸に直結する訳ではないが
ある意味そこに因果関係があるのは言うまでもない
球場外のMVPは
球場内だってカッコいいに決まってるっ‼
清原ぁ 聞いてるかっ
静炎
司会の方に
初めて慰問されたときの
感想を聞かれた王会長・・・
「好きな野球が出来ることが
いかにありがたいことか
改めて感謝した」(当時19歳っすよ)
この日
会場に入ってこられた空気感や佇まい
話し方や目線や腰の低さ
長嶋氏が「動炎」だとすると
王会長は「静炎」・・といった印象
19歳時点では まだ本格的なON時代の幕開け前
他チームにとっては「嵐の前の静けさ」
強くなるはずだわ・・・V9ジャイアンツ
バランス
無理やりまとめますが
本業をガッツリやってないと
社会貢献的なことは出来ず
社会貢献的なことにガッツリ向き合ってないと
本業がしっかりとはいかず・・・
ライフワークバランスの本質って
このエッセンスなんじゃないかなって
思ったりもする
この表彰式の意図することは
沢山あると思いますが
社会貢献そのものをフォーカスすることではなく
その姿勢や背景や継続性やバランスや
・・・イベントを通じて
もっともっとスタンダードにしていかなくちゃ
ならないことなんだと人として痛感しました
凄味のないオーラ
子どもの頃 王選手のホームランに
心躍らされていた野球小僧は
40年以上(!?)たった今日
「凄味のないオーラ」という本当の凄味で
【大切なモノ】を教えていただいた気がしました
私の目の前を通って
会場を後にされる王さんに
思わず手を合わせる自分が居ました
私にとって「世界の王」は・・・神だな⚾ うん。