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田村哲也プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

「QCDS」

田村哲也

田村哲也

社会人デビューが
ゼネコンの現場監督だったわたし

建築施工管理の世界では
当たり前のように使われていた
「QCDS」・・・

今もって
仕事の基本や
業務遂行上の基軸となっている
「QCDS」について触れてみたい

まずは「QCD」

ビジネスで重要な要素といわれ
その頭文字を繋いだもの

「Q」Quality:品質
「C」Cost:費用
「D」Delivery:納期

多くのビジネスでは
上記の3要素を同時に満たせば
顧客満足と利益を確保できると
言われている
(私の立ち位置では
 ちょいちょい使います)

対お客様に限らず
社内での仕事(業務)や
様々な場面でのアウトプットにも
活用できる

QCDを最適化させる上で
「品質・費用・納期」は
トレードオフの関係にあることも
忘れてはならない

よって
「品質」→「費用」→「納期」
の順番で考えることが重要
つまり
品質が満たされていないにも関わらず
費用や納期が満たされていても
意味がないという事

QCDS+E

建築に話を戻そう

「Q」Quality:品質
「C」Cost:原価
「D」Delivery:工程・工期
「S」Safety:安全
+「E」Environment:環境

「QCDSE」となる

建築業界においても
「品質」→「原価」→「工期」
といったアルファベット順の考え方

原価を抑えることや
工期を守ることも大切だが
まず何よりもしっかりとした品質が・・・
という説や

いやいや
「安全」→「環境」がQCDより
優先されるべきでしょ・・・
だったり

走らせるべき「D」

ここからは
全くもって私の私見

何よりも走らせるべき優先的思考は
【「D」工程・工期】
これこそが私の持論です
(譲れません)

工程管理がままならなければ
安全管理(S)も
環境への配慮(E)も
ましてや品質管理(Q)や
予算管理(C)に気がまわることなど
あり得ず・・・
全てがグチャグチャ


間違っても
「命」よりも「スケジュール」が大切だ!
などと言っているのではありません

すべての下地が
工程管理を軸にしなけらば
成立しませんよ
そこに潜んでいるんですよ

ということ


そうそうこれって
全ての職種に当てはまります

特に「S」の
Safety(安全)の部分を
Service(サービス)や
Support(サポート)に
入れ替えるなど柔軟に考えてみてください

逆算思考

今お手伝いしているとある会社さん

日常のToDoやタスクに忙殺されている
(そこの)スタッフさんに向けて
 ▪理念の重要性や
 ▪行動指針の大切さ
 ▪近視眼的になりがちな日々の中に
  「緊急ではないが重要」な
  第二領域の考え方の必要性
 ▪ゴール設定からの逆算
 ▪目的(本質)と手段を俯瞰する etc
といったようなことを
お話しさせてもらう機会を得た

そこに
「QCDS」的な話を・・・
建設現場の「完成引渡し日」からの逆算思考と
クリティカルパス(重要な経路)といった
【工程管理(段取り)】を
付け加えてみても面白いかなって・・

K課長

思い出します・・・
【Q】設計者が意図した建物を
【C】実行予算内で収め
【D】引渡し日を一日たりとも遅らせることなく
【S】誰もケガさせず(死亡事故などもってのほか)

この4つが何一つ欠けることなく達成できて
はじめて“いっちょ前”の「現場所長」なんだぞ‼って

夜な夜な現場事務所内で
「湯のみ茶碗」へ
一升瓶を傾けてたK課長

今更ながら
あの時の冷酒のように効いています
本当にありがとうございました

合掌

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田村哲也
専門家

田村哲也(経営コンサルタント)

office TAMURA (オフィス タムラ)

小規模事業所経営者さんが、なぜ「儲ける」という課題をクリアできないのか?経営者さんを取り巻く2つの障壁をクリア‼❶忙しいの解消→「第二領域」の確保❷成果を上げるため→「苦手領域」のサポート

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