「社員を壊す」経営者
ご存知ですか
「お名前を頂戴できますか?」
はNGだってことを・・・
ビジネスマナー研修
今お手伝いさせていただいている
会社の社長さんから
「うちの若手社員が
他所で恥をかかない程度の
ビジネスマナーについて
レクチャーしてもらえませんか」と
私の本業は経営アドバイス
しかしその中身は
経営者様の頭の中や
お考えになっていることや
お困りごとを
「見える化」して「具現化」し
それにより少しでも前に
少しでもクリアにすること
ならば・・・
今日までの経験値や価値観を
織り交ぜてトライしてみるか
となった次第です
「話す」・「会う」・「書く」
この3タイトルで
3回にわたって研修することに決定
今日はその中の「話す」・・・
冒頭こう投げ掛けます
Q.「煙草は吸わないでください」を
ビジネスシーンに沿った
相手に選択権を委ねる
マナーある言い方にしてください
A.「お煙草はご遠慮いただけますでしょうか」
(正解者は「0」でした・・・狙い通り)
敢えて少々難しい問い掛けで
研修の「つかみ」は上々・・・
聞く耳を持ってもらえるスタンスでスタート
「あとよし言葉」
研修が進んでいく中
受講者の食いつきがよかった一つが
×「◆◆さんはとても良い人なんだけど
ちょっと言葉がきついよね」
⇒悪口を言っていた人
○「◆◆さんはちょっと言葉がきついところはあるけれど
とても良い人ですね」
⇒褒めていた人
同じことを言っても
話しの順番を入れ替えて
「あと」に良い言葉を持ってくるだけで
高感度UP間違いなし
電話応対~敬語
こちらから電話を「かける時」
かかってきた電話を「受ける時」
机上に電話を置いて
二人一組でのロープレ
▪2コールまでに出る意味
▪掛けて来た側から切るのが原則
▪受話器を戻す際は指でフックを押す・・・etc
みなさんフムフムとMemoを
一方苦手意識が強いのが「敬語」
▪「見る」を尊敬語で表現して⇒「 」
▪「見る」を謙譲語で表現して⇒「 」
分かりましたか?
尊敬語は「ご覧になる」
謙譲語は「拝見する」
出てこないですよね・・・意外と
大事なことは
研修中
何度も口にしたことは
マナーやモラルって
身につけるに越したことはない
ですが
まずそういったセオリーやルールが
存在することを知ってください
そこに私たちは
まだまだ足りていないことが
沢山あるということを
自覚してください
知らないことで
どんな風に映ってしまっているか
それがあなたの評価と同時に
会社のレベルとして
色濃く伝わってしまうことを
そしてそれを
誰も注意してくれないことを
恥じるべきは自分
などと偉そうに
前に立って講師役を務めたわけですが
研修資料作成中に「はっ!」と
恥じてしまったのが
本日のコラムタイトル
「お名前を頂戴できますか」
「お名前をいただけますか」
これは典型的なビジネス上のNGワード (-_-;)
(私はこれを平気で使っていました
そんなレベルが講師役をやっていいものかと・・)
【名前はやり取りするものではない
とても失礼なので注意するべし】
正しくは
「お名前を教えていただけますか」
「お名前をお伺いできますか」
一番勉強になったのは
私自身であったのは間違いありません
* * * * * *
「会う」と「書く」のくだりも
機会があればご紹介します