問題解決力・アイデア力を育み、ビジネスの可能性を大きく伸ばす。経営者のための心のコンサルティング（2/3）

笑う経営者には、福きたる！

　東京の電車のなか、ふと周囲を眺めると勤め人たちの目がどんよりと暗い。働く人々の危機的な精神状況に驚愕したことが、経営者のカウンセリングに力を入れるようになった原体験です。
「特に経営者の方は、内にも外にも弱音をはけない上、常に結果が求められる孤独な立場です。精神的な病を患う方も多く、だからこそ体と同じくらい、いいえそれ以上に心を大事にしていただきたいと思います」

　良い部分だけではなく、見たくない部分やネガティブな部分をまるごと受け入れること。自尊感情を高めることで心の根本が安定し、もう一歩高みに進める活力が湧いてくる、それが心の仕組みだと話します。
「短所も含めてご自分。大阪弁でいう“受け入れなしゃーない”ですし、弱さを認めることでかえって強くなるのが道理です。光と影を受け入れる度量から本物の自信、本物の強さが生まれるとビジネス面も著しく躍進するので『自己受容』は成功のキーワードだと思います。それに人生は笑ってなんぼ！　同じ生きるなら、明るい気持ちで過ごしたほうが楽しいですから」。“笑う経営者には福きたる”も、小本さんが研究と体験から得たひとつの知見です。

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