奇跡の扉を自由自在に開く方法とは?
経営者としてビジネスを行っていくうえで、成功し続けることができるのはほんの一握りです。それ以外のほとんどの経営者は、何かしらの失敗をしながらもなんとか経営を続けています。
そういった意味では経営者にとって重要なことは、成功し続けることではなく、失敗した際に何をするべきか、そして失敗しないための考え方、行動を身につけることです。
そこで今回はビジネスが上手くいかない原因を知る。そしてそのうえで経営者がやるべきことについてご紹介します。
ビジネスが上手くいかない原因
ビジネスが上手くいかない直接的な原因は、売上減少、資金不足、製造・販売ミスなどが考えられます。しかしそうしたことにつながる間接的な原因は、元をたどってみると実は経営者の経営方針、考え方などに大きく起因していることが少なくありません。
社会情勢の変化、取引先の倒産、競合他社の躍進などビジネスが上手くいかない原因として、内的なものよりも外的なものも当然大きな影響があります。しかしそれらも最終的な判断を行う経営者の考え方、行動によって100%とはいかないまでも、ある程度、避けることは可能であり、成功する経営者は常にそうした際の判断を間違えずに行います。
どういったビジネスであれ、経営の最終判断は経営者が行います。
つまりビジネスが成功するのも、失敗してしまうのも、経営者の行動如何によることは、当たり前といえば当たり前のことです。
だからこそ経営者は、どういった考えで経営を行うと失敗するのか、逆にどういった考えで経営を行えば成功するのかを知ることが、実はビジネスで成功するためには重要なポイントであるといえます。
失敗する経営者の考え・共通点、成功する経営者の考え・共通点
それでは具体的に失敗する経営者はどういった考え方で経営を行っているのかについてご説明します。
1.先人の知恵を使わず自分のやり方を押し通す
経営に失敗する多くの経営者の特徴として、自分の考えだけで行動し、ほかの人の意見、やり方を受け付けないといったものがあります。
経営者たるもの、自分の力で経営を成功させたいという野心を持つことは決して間違いではありません。しかし実際に成功している経営者の多くは、人の意見に耳を傾けることができ、過去の成功事例を自らに当てはめて上手く応用しています。
自分一人の力や考え方は、先人のつくり出した成功のフォーマットには遠く及ばないといった謙虚な考えを持っているかどうかが、成功する経営者と失敗する経営者の違いの一つです。
2.数字を見ず、自分の勘だけでビジネスを行っている
ビジネスには、売上、仕入れ、販売価格、コンバージョン率などさまざまな数字が常につきまといます。そしてこれらの数字にはすべて意味があり、その数字を元にビジネスを進めていきます。
しかし失敗する経営者はこの数字を見ることなく、自分の勘だけでビジネスを進めようとします。当然ながらビジネスは一か八かのギャンブルではありません。毎回、出てきた数字を分析し、次に生かすことができる経営者は、成功する確率も高くなります。
3.自分のお金と会社のお金を区別して管理できない
特に失敗する自営業者のかたに多い傾向として、自分のお金と同じように会社のお金を使ってしまうということがあります。
経営者となるとビジネスとは直接関係のない、身の回りのものも会社の経費として処理することができるようになります。そこで自分のお金と会社のお金の区別ができなくなり、結果として無駄な出費が増えるうえ、売上や経費など会社の実態がわからなくなってしまうことも起こりえます。
成功する経営者は公私混同がなく、会社と自分のお金をはっきりと区別しています。
4.行動力がない
中小企業では特にこの行動力と人付き合いが成果に大きな影響を与えます。
自らが率先して企画を考え行動に移すことができなければ、ビジネスは前に進みません。基本に忠実に、先人のフォーマットや人の意見を聞くということも重要です。しかしいざというときにすぐに実行に移せる行動力がない経営者は、すべてが後手ごてに回ってしまい、失敗する確率が高くなります。
ビジネスを成功させるために経営者がやるべきこととは?
ビジネスを成功させるために経営者がやるべきことについてお話ししましょう。
一つめはビジネスの基本を学び、成功のフォーマットを知ることです。
常に基本と最新事例を学び、良いところを自分たちのビジネスに取り込もうという姿勢がなければビジネスを成功させることはできません。
そしてもう一つは、内にこもることなく外へ出ていくことです。
経営者の顔が知れていることはビジネスを行っていくうえで大きな武器です。人付き合いを円滑に進め人脈をつくっていくことが結果としてビジネスにかえってきます。
もちろん誰とでもということではありませんが、基本的には自分が師事したい、教えを乞いたいと思える方に、こちらから積極的に動いていくことをおすすめします。