小規模零細企業経営者のための「孤独」を乗り越える方法【才藤 投稿】
小規模零細企業の経営者にとって、事業運営上の悩みは尽きないものです。
決算(利益が出ない、売価の上昇、原価の圧縮、一般管理費の圧縮)
リストラクチュアリング(雇用の維持、一般管理費の圧縮)
資金(融資)問題(仕入資金、設備資金、運転資金)
経営手法や会社運営手法、などなど。
ヒト・カネ・シクミに関わる悩みはさらに多岐にわたります。
しかし、これらの相談相手に恵まれている経営者は少ないのが現実です。
地方経営者団体(商工会、商工会議所、法人会)
地方同業者経営者組織(○○業界団体)
会計士(公認会計士、税理士)
経営コンサルタント
社内の役員は社員、などなど。
はたして、どこまで役に立ってくれるのかは疑問です。
小規模零細企業の経営者が孤独であるといわれる理由は、多岐にわたる経営課題と相談相手の不足によるものです。
経営者は、ヒト・カネ・シクミに関わる問題を解決するためにさまざまな専門家や組織に頼ることができますが、実際にその支援がどこまで有効であるかは不透明です。地方経営者団体や同業者組織、会計士や経営コンサルタント、そして社内の役員や社員などが挙げられますが、それぞれが提供できる助言や支援には限界があります。
まず、地方経営者団体(商工会や商工会議所、法人会)は、地域の企業同士のネットワークを提供し、情報交換や共同事業の機会を提供します。しかし、規模の小さい企業では、これらの団体が提供するサービスが必ずしも適切でないことがあります。また、業界団体は同業者間の情報共有や協力を促進しますが、競合関係にあるためにオープンに情報を共有することが難しい場合もあります。
会計士(公認会計士や税理士)は、財務や税務の専門知識を提供し、経営者が法的な要件を満たすためのサポートを行います。しかし、彼らが経営全般に関する包括的なアドバイスを提供することは少なく、むしろ特定の領域に限定された専門知識を提供することが多いです。
経営コンサルタントは、経営戦略の策定や業務改善の支援を行いますが、そのコンサルティング料が高額なため、小規模零細企業には手の届かないことが多いです。また、社内の役員や社員は、日常業務に追われているため、経営者が直面する問題に対して十分な時間とリソースを割くことが難しいことがあります。
このような状況により、小規模零細企業の経営者は、孤立感を抱きやすくなります。
経営者は、全ての責任を一人で背負い、時には重大な意思決定を独断で行わなければならない状況に置かれます。
この孤独感は、精神的な負担を増大させ、経営判断に悪影響を及ぼすこともあります。
そのため、小規模零細企業の経営者にとっては、信頼できる相談相手を見つけることが極めて重要です。例えば、同じ境遇の経営者と意見交換を行う場を設けたり、メンターを見つけたりすることが考えられます。
また、オンラインコミュニティや専門家が提供するウェビナー、ワークショップなども有効な手段となります。これらの方法を通じて、経営者は孤独感を和らげ、より良い経営判断を下すための支援を受けることができるでしょう。
最後に、分野問わず経験者に相談することは実は最善の方法の一つであることは皆さんはお気づきかもしれません。先人の知恵、歴史に学ぶ。経営危機に直面しているのであればわたしたちのような経験者にまず相談するのが解決の近道ではないでしょうか。