相続のセミナーといっても…
不動産や相続に関して様々な相談をお受けしていると、みなさん様々な思いがあります。当然、自分とは違う考え方の人もいます。
相談をお受けするときに僕が心掛けているのは、「決めつけない」「押し付けない」ということ。
お客様一人ひとりと自分の価値観が違うのは当たり前。
そういう考え方もある、と一旦は引き受けることが重要だと感じています。
さらにお話を聞いているうちに、なぜそのような考え方に至ったかなどを感じることができたりします。
元来、嘘をつくのが苦手、嘘を付けない性格なので、私からお伝えすることは率直な意見や感想だったりするのですが、ご相談の際にはなるべく最初にご相談者のお話を聞きその背景まで把握することが重要だと感じています。
人の数だけ違った考え方がある。幸せに感じることも人それぞれ。
それぞれの人が考える「幸せの形」は、誰かに押し付けられるものではもちろんありません。
最終的にはそれぞれの方が良かったと感じる結論を自分で導き出すことが重要です。
私の仕事はそのお手伝いをすることだと考えています。
ご相談者が「わからない」「迷っている」という時にはそっと背中を押したり、やんわりと引き留めたりすることもありますが「絶対にこうするべき」という意見はなるべく言わないようにしています。
そもそも、マイホームの取得と家族の将来像や、相続の形などは答えが一つとも限りません。何らかの答えを出す必要があるとしても「正しい答え」はひとつとは限りませんし、場合によっては、選択しうるどんな選択肢も楽ではないということもあります。
ご相談者、お客様に満足していただくことが自分の使命。
後に「相談してよかった」と言っていただけることが何より励みになります。