「貧困の連鎖」と「待機児童問題」
医療関係従事者の皆様、インフラ・交通・物流に携わる皆様、様々な手続きへの対応に追われる官公庁の皆様、こうした状況下でも子供を預かる保育園の関係の方々、いつもありがとうございます。
コロナウイルス感染防止対策のため休業を余儀なくされている皆様、それ以外でも収入が減り不安を感じている人も多いと思います。
緊急事態宣言が発出されてから3週間。
金融機関では様々な企業、個人事業主からの融資等の申し入れが来ているようです。
また、昨日の追加予算の決定を受け、本日から一人10万円の特別定額給付金や昨年より大幅に売り上げが減少している事業者(法人・個人事業主)向けの持続化給付金についての給付のための手続きが正式に始まりました。
給付手続きは住民票のある市町村での対応になります。
総務省 特定定額給付金に関するサイト
とはいっても、特に人口の多い市町村では給付のための手続きでかなりの人的負担が必要になります。
今のテレワークをはじめとした感染防止対策が行われている状況下では、平時と比べても事務処理を行う労働力が限られていることは明らか。手元にお金が届くまでにはしばらく時間がかかりそうです。
また、今日から持続化給付金の申請も始まっていますが、サイトへのアクセスが集中し、こちらも繋がりにくい状況になっているようです。
経済産業省 中小企業庁 持続化給付金申請用サイト
時間の猶予がない方は緊急小口資金や緊急支援資金などの融資の活用も検討すべきかと思います。
こちらはお住まいの地域の社会福祉協議会が窓口です。ほとんどのところが郵送受付となっているので、こちらも多少時間がかかりますが、無利息無保証での融資を受けられます。
大田区の場合はこちらで内容を確認できます。
大田区社会福祉協議会 新型コロナウイルス感染症の発生による特例貸付のご案内
当面の資金難を融資でしのぎ、給付金の支給を待つ、という選択肢もありそうです。
緊急事態宣言はどうやら5月末まで延長する方向で調整が進んでいるようです。
人の命と経済とどちらが大事か、と比べるのは無意味だと思いますが、あまり長引くと健康被害以外以外でも様々な問題が拡大することは明らかです。
政府や自治体がどのような方向性を示しても、すべての人が納得する納得する方策などありはしません。
野党の中には何を言っても文句を言う人達も少なくありません。もちろん政府与党の示す方策が完璧である訳もありませんが、建設的でない議論は抑えオールジャパン、いや世界中が一つになって難敵コロナウイルスを抑え込むために協力して欲しいと願うばかりです。