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西山広高

お金と不動産の知識で自分らしく幸せな暮らしを提案するFP

西山広高(にしやまひろたか) / ファイナンシャルプランナー

西山ライフデザイン株式会社

コラム

相続の基本(1)相続対策と相続税対策

2017年6月7日 公開 / 2017年6月20日更新

テーマ:相続

コラムカテゴリ:お金・保険

コラムキーワード: 相続対策相続 手続き相続税




相続対策をお手伝いしているという話をすると「うちはそんなに資産は無いから」という答えが返ってくることが多いです。
その他にも
「うちは家族も仲がいいのでもめることはないです」
「うちの夫婦は子供もいないので特に何も考えていませんし、必要もないです」
という答えもあります。

でも、資産が多いかどうかと相続対策の必要性は違います。
仲の良い家族が相続でもめて口もきかなくなってしまうということもあります。
お子様がいらっしゃらないからこそ相続対策が必要だったりします。

実際には、ほとんど方に「相続対策」は必要です。

相続対策というのは広くとらえるならば「円滑に次世代に資産を継承するための対策」と定義できます。
確かに、相続「税」対策は試算を多く持つ方が特に気にしなければいけない問題かも知れません。

でも、円満に次世代に引き継ぎ自分がこの世を去った後もみんな仲良く暮らしてほしい、と思うのが当たり前です。
そして、そのための対策は生きているうち、元気なうちから考えておかなければいけない問題です。

資産の内訳や、相続人それぞれの事情、被相続人(亡くなられる方)の思いなど、背景は十人十色。

どのように分割するのが、残される人にとって幸せなのか、という観点が必要になります。

そこでは「お金の問題」だけでなく「気持ちの問題」も重要な要素になります。

場合によっては少し食らい相続税を払っても関係者がみんな納得して資産を受け継ぐ方がよっぽど重要だったりします。

特に不動産は分けにくい財産です。

遺言書もなく、相続人間で分け方がなかなか決まらず、結局不動産も共有で相続するという結果になることもありますが、専門家としては不動産の共有での相続はほとんどの場合お勧めしません。

その後、売却したり活用したりするときに共有者全員の同意が必要になるため、その後の活用方法に悪い影響が出ると考えられるからです。

まず、相続対策のはじめの一歩は「自分自身の資産の把握」。

もちろん、生活していくうちに資産の構成も変わるでしょう。

まずはある時点での資産構成を把握し、必要に応じて見直すべきだと思います。


作成方法は自由です。パソコンが打てる方ならエクセルやワードで作成してもよいでしょうし、手書きでもよいでしょう。
(定期的に見直すときは適宜更新できるパソコンの文書のほうが便利だと思います)

次のステップはまた次回。

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