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田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

院内における電気安全2

田中嘉一

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テーマ:医療安全

因みに私は関東電気保安協会様の回し者ではないことを最初に申し上げいたします。

電気に関する2大リスクといえば火災と感電です。

火災に関して前回埃のショートによる発火の話をしましたが、この現象をトラッキングということをお伝え忘れていました。

今回は感電に関してお伝えします。

感電とは冬場の静電気でバチッと指先が痛い思いをしたり、体に電流が流れて心臓に悪影響を与えたりといったことがありますがこうした現象を感電といいます。

感電は人体を襲撃する電流の周波数が1kHz 以上になると感電しなくなり、組織を破壊する効果があります。これを利用したのが電気メスでこの場合感電にはなりません。

臨床現場で感電に気を配る必要があるのは血管内に挿入されたカテーテル類です。

特にベッドサイドモニターに接続された観血血圧(Aラインやスワンガンツ等)や体外式ペースメーカーなどの循環器系のデバイスが使われている場合は、僅かな電流が流れても心臓を直撃し心室細動を誘発するミクロショックという現象を引き起こす可能性があることを念頭に入れておく必要があります。

この原因となるのが漏れ電流(漏電)というものの存在です。

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田中嘉一
専門家

田中嘉一(臨床検査技師)

MEテック・ラボラトリー合同会社

医療機器保守点検・安全管理のエキスパート。300床以下の病院を対象に、「医療機器安全管理と運用」「コストダウン」「丁寧な病院内研修・指導」の3本柱で、病院の医療ミス防止の一翼を担っている。

田中嘉一プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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