草履選び
着物で体に負担なく歩くためには、草履選びも大切ですね。
検討材料には、台の形や幅、素材などありますが、お誂えでは、高さも選べます。
当サロンでは、草履の台が一枚のタイプ、二枚重ねタイプ、ご希望により三枚重ねタイプ〜とお創りしています。
<一枚タイプと重ねタイプとでは、どちらが良い?>
よく、お祝いの際には、良い事が重なりますように、という意味から重ねタイプが良く、
一方、喪の時は不幸が重ならないようにと一枚タイプがふさわしい、
ということが言われます。
また、見た目に重なりある方が、華やかに、上品に見えることもあります。
しかし、お祝いの時に一枚が不向き、ということではありません。
台の風合い、鼻緒など、全体の雰囲気が相応しいものであれば、台の重ね具合はご自由で良いかと思います。
<台が高い方が良い?>
高さのある方が、より華やかに上品に見えることがあります。
しかし、身長や、履きやすさなど、履く方それぞれの都合もございますし、材質や鼻緒で雰囲気はだいぶ変えられますので、高さの良し悪しにも絶対はございません。
また、
一枚タイプでカカトの高さが5cmのものと、二枚重ねで高さ5cmのものとでは、同じ高さでも重さに少々違いが出ますし、履き心地に違いを感じる方もいらっしゃいます。
そして、同じ高さでも、材質が違えば、足の着地時の衝撃も違ってきます。
足に負担なく心地よく歩くために、草履は是非、材質、高さ、重なりのタイプ、見た目の雰囲気など、いろいろ試してみてください。