田島薫プロのご紹介
簡単な育児のコツを知るだけで、育児が楽しくなり、子どもはよく育つ!(3/3)
一人一人の悩みに答える育児相談も
田島さんも、二人の子どもを育てた母親です。心理学を学んだのは、子どもたちが小学校に入学してから。「知識もないまま子育てをしていたため、子どもたちを怒ることも多かった。あの時、ああすればよかった……と後悔することもあります」と振り返ります。
受講するママには、一人一人の性格に合わせてアドバイスするなど、優しい目線を持つ田島さん。こうした子育ての経験があってこそ、です。
「ママが悩んでいる時間はもったいない」と、育児知識を伝えたり、育児相談で悩みに答えたりする時間もしっかり作っています。
たとえば、0歳の赤ちゃんとのコミュニケーション方法がわからないというママには、こんなアドバイスを送ります。
「ママの独り言でいいんです。たとえば、料理をしているときに、『ほ~ら、今からお鍋にお水を入れるよ』など、実況中継のように話します。赤ちゃんには、ママの声が一番届き、ママの声を浴びせているだけで、脳が活性化するのです」
昨今は、スマホ育児に賛否両論がありますが、「テレビもスマホも画像を一人で見せるのではなく、コミュニケーションを取りながら、親子で一緒に楽しんで」とアドバイスします。
「コミュニケーションは大切。多動傾向があるお子さまで、じっとしてくれないのでハーネスをつけて外出している、というママにも、コミュニケーションのアプローチをアドバイスしたところ、手をつないで歩いてくれるようになった、と報告をいただいたことも。自分のアドバイスで、お子さまに変化がみられるのはうれしいですし、やりがいにもなっています」
あふれるほどの情報はあっても、人と関わりがないと、子育ては「孤育て」になりがち。田島さんのように相談に乗ってくれる専門家が身近にいれば、安心です。
(取材年月:2020年8月)
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