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鹿島直之プロのご紹介
心を癒やす診療を提供(3/3)
どんなことでも話せる場がそこにある
近年、心の病が市民権を得るにつれ、病をカミングアウトする人が増えています。ところがこの望ましい状況に現代の精神医療は対応できていない、というのが鹿島さんの持論です。
「一番の問題は薬偏重の診療スタイル。もちろん私も症状が重い時には薬をお勧めしますが、長い目で見れば薬の服用をやめるというプロセス自体が治療になります。そのことが患者さんの自信につながるということを、多くの人に知ってもらいたいのです」
現在、鹿島さんは成城大学で非常勤講師も務め、カウンセリングと精神医学についての2講座を受け持っています。多忙にも関わらず講義に時間を割くのは、学生たちと接して得られるものを患者さんに還元し、患者さんと向き合って得られたことを学生に教えることが務めと考えているから。「医学と教育は切り離せない」という考えの下、広く精神医学について啓蒙していくことはライフワークの一つになっているのです。
「悩みを抱え込んでいる人には、どんなことでも話せて批判されずに認められる——そういう場があることをまず知ってもらいたい。信頼できる精神科医を見つけることで道が開けることがあります。私も一人でも多くの患者さんの笑顔が見られるように、これからも頑張っていきます」
最後にこんなメッセージで締めくくった鹿島さん。その柔和な表情には、不思議と人を安心させる何かが備わっているようでした。
(取材年月:2011年5月)
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